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アパートとマンションの違いって??

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アパートマンション、その違いについてご存知ですか?お部屋探しをする上で、部屋の間取りや設備だけでなく、借りる物件がどんな建物なのか知っておく必要があります。マンションを借りるつもりだったのに実はアパートだった、なんてことになってしまっては後の祭りですので、ある程度見分けられるようにしておきましょうね。

法的には明確な規定がない?!

アパートとマンションの違い、実は法的に規定があるわけではありません。そのため、大家さんや不動産屋が「これはマンションです!」と言えばそのように提示出来るのです。もちろん、明らかに虚偽であれば問題ですが、そうした規定が無いことは事実です。とはいえ、不動産業界ではアパートとマンションの違いとして「建物が何で造られているか」で線引きをしています。アパートとマンションの違い、それぞれの一般的な特徴をご説明します。

アパートの特徴

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アパートは木造や軽量鉄骨造とされています。アパートは構造上高層住宅が建てられないため、2階建ての建物が多いです。管理人がいないところが多くエレベーターも無い為、家賃管理費共に安く済みます。通気性が良い一方で、その分遮音性が低くなるので、近隣の生活音も響きやすくなります。

マンションの特徴

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マンションは鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造のつくりのものが分類されます。高層住宅も建てられ、6階以上の建物ならエレベーターも付いています。管理人がいたり、セキュリティ面がしっかりしている所も多いです。アパートに比べ高級感があるので、どうしても家賃管理費共に高めになってしまいます。遮音性が高いので生活音は漏れにくく、室温調整した時も温度を維持しやすいですが、通気性が悪いので湿気がたまりやすいというデメリットもあります。

内覧で最終確認を

お部屋探しサイトや不動産屋で貰える資料にも、その建物が何で造られているかはきちんと明記されていますので、きちんと確認をするようにしましょう。しかし「鉄筋コンクリートだし、部屋の写真も綺麗そうだから内覧しなくていいや~」と、すぐに契約してしまうのは大変危険です!よほどの事情がない限り、しっかり内覧しておくことをオススメします。そもそも、部屋の写真は見栄えよく写るようにしているもの。実際に見てみると写真にない部分にシミがあったり、イメージと違うことが多いです。内覧に行かないとわからない情報は沢山あるのです。アパート、マンションの特徴は一般的な知識として抑えておく必要がありますが、築年数が古かったり、色々な例外もあるのでしっかりと目で見て確認しましょうね。

マンションだからといって遮音性が良いとは限らない!?

マンションはアパートに比べて遮音性が優れている造りになっていることは事実です。しかし、構造は鉄筋コンクリート、鉄骨鉄筋コンクリートとなっていても、建築費用をケチって部屋と部屋の間など一部分を木造にしている場合もあります。また、壁が薄いといくらマンションでも音は伝いやすくなってしまいます。内覧の時に壁を軽く叩いてみて、軽い音がしたら要注意。重量感のある鉄骨なら、重い音がするはずです。可能であれば隣人がいるであろう夜間に内覧し、隣の音が聞こえるかチェック出来れば完璧です。隣に入居者がいないなら、不動産屋にお願いして隣の部屋で携帯を鳴らしてもらってもいいですね。逆に、アパートでも隣人が生活音に気をつけてくれる人だったり、角部屋を選べば生活音は気にならないということもありますよ。

アパートでも1階部分は特に湿気が溜まりやすいかも!?

マンションに比べてアパートは遮音性が低いので、通気性が良いというメリットもありますが、一階部分は特に湿気が溜まりやすい部分です。また、築年数が古い場合は特に老朽化が進んでいますから、カビやすいこともあるでしょう。窓際の部分にカビが生えていないか、日当たりは悪くないかを確認しておきましょう。多少の湿気なら生活にさほど影響はありませんが、あまりに湿気がある時は内覧の時でもわかるので参考にして下さいね。

違いを理解し、内覧をしてから契約へ

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いかがでしたか?アパートとマンションの違いは、部屋を決める時の判断材料になります。物件名が◯◯マンション、となっていても、構造はアパートとなっている事もありますし、その逆もあります。提示される情報だけでなく、自分で判断出来るようにしておきましょう。お部屋探しをする時、次の新しい部屋選びに浮き足立つことも多いはずです。楽しい暮らしを実現するためにも、自分が何を重要視するかを考え、冷静に判断することが大切です。不動産屋から言われる良い事だけでなく、それぞれのデメリットについても理解し、後悔のないお部屋探しをしましょうね。

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