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寒いおうちの断熱対策。ポイントは窓!DIYで内窓づくりはいかが?

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おうちの寒さ対策、断熱対策には様々な方法があります。

高気密の断熱リフォームを行うと外壁と室内の壁の間に今までよりもより効果的な断熱層を作っておうち丸ごと今までよりも暖かくすることもできます。しかし、こういったリフォームは安心できる業者を探して行う必要があります。何より、おうち丸ごとリフォームともなると費用もかなり高額になります。それに、リフォームは賃貸に住む人にはできないですね。

そこで今回は、1人でできるDIY!釘が不要で賃貸でもOK!!効果は冬だけではなく夏も快適に!できるミラクルなプチ・セルフリフォームをご紹介しますよ!

カッターがあればできる!断熱効果・コスパ最高!「二重窓」

二重窓とは?

二重窓とは現在の窓の内側にもう一つサッシと引違窓を取り付けることです。

省エネリフォームの補助金も受けられるのでリフォーム会社が宣伝しています。窓の数が少なければ施工日数が1日で完成というのも魅力の一つです。が、プロに頼むとひと窓5万円以上します。

内窓の断熱効果

断熱をするときに有効なのが「空気の層を作る」ことです。ガラスの内側にもう一枚空気層を作るだけで外気の影響を受けにくく、室内の暖かい空気が逃げるのを防いでくれます。そんなの、DIYでできるわけない!て、思います?プロの施工までとはいきませんが簡単な引違窓をつけるだけならカッター1つで女性一人でも十分にできますよ!

DIYで二重窓をつけるには?

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それでは実際にDIYで簡単に設置できるうち窓にチャレンジ!設置の説明をさせていただきますね!簡単に言えばポリカーボネートの板をプラスチックのフレームにはめ込むだけです。窓枠にするレール状のプラスチックフレームもポリカーボネート(ダンボール状の中空の板)もホームセンターで入手できます。

作り方
  1. 実際にはめたい場所の窓の内側の建具の寸法を測り、フレームをカットする。
  2. 窓部分の板は引違にした時の重なり部分を計算してポリカーボネートを2枚切りだす。(フレームの厚みも計算)
  3. 両面テープでフレームを建具に貼り付け、ポリカーボネートの窓をはめ込む。

ポイントはポリカーボネート板のカッティング。フレームの厚み分を考えて大きさを決めますがちょっと大きいとたわみますし、フレームにはまる数ミリを間違って小さくしすぎるとレールに引っかからなかったり、すぐに外れたりします。

セットも販売されている。

フレームとポリカーボネート板がセットになった「二重窓」キットもホームセンターやインターネット通販でも販売されています。小さい窓なら数千円、多少大きな窓でも5千円から1万円程度で購入できます。しかし、ちょっとDIYをやったことがある方にはバラで購入するほうをおススメします。バラ購入の方がかなり安価にできますよ!

中空ポリカーボネートの断熱効果とは?

プラスチックのペラペラの板にしか見えないのですが、ポリカーボネートは断熱効果も紫外線を防ぐ効果もガラスより優れています。熱伝導率(熱を伝えやすい性質)は窓用ガラス0.75、ポリカーボネート0.19W/mKと約4倍あります。

ポリカーボネートは紫外線をカット!

ポリカーボネートの素材の特徴として紫外線を防ぐ効果も絶大です。高価な絵画の額縁にはガラスではなくあえてポリカーボネート板を使うほどです。紫外線はほぼ100%カット、赤外線も軽減してくれます。この紫外線、赤外線に対する素材の性質からは夏場の暑さに対しても断熱、省エネ効果がある、ということが分かります。

温度差は7度も!

二重窓を取り付けた場合、室内側は未設置の場合よりも最大で7度ほどの温度差が出ます。冬の断熱効果、結露の防止だけでなく、夏の冷房効率も良くなるので設置すると一年中快適に暮らせるようになり、冷暖房代の節約にもなりますね!二重窓は両面テープで張り付けるだけですので撤去もはがすだけでOK♪賃貸の場合は両面テープの種類を確認してはがした跡が残らないものを使うといいでしょう。

DIYはやっぱり難しい…より簡単な窓断熱はこれ!

寝室のカーテン

寝室のカーテン

ポリカーボネートの板を切るのは大型のカッターを購入すれば女性でも十分にできる作業ですが、DIYってやったことのない方には、やっぱりハードルが高いですよね。エアクション(梱包用のプチプチ)を窓に貼ると多少効果はありますが見た目がちょっと残念です。窓に張るタイプの断熱シールもあるのですが、個人的には、ぶきっちょさんにはお勧めできません。大きくて柔らかいフィルムシートをまっすぐ空気を入れずに貼るのは意外と難しい作業ですよ。スマホに保護シートを張ったことある方は、あれの100倍以上むずかしいと思ってください!

そこで、ありきたりではありますが、一番簡単な方法はカーテンの買い替えです。レース、ドレープ両方を遮熱仕様のものにチェンジしましょう。冬の断熱カーテンの利用のポイントは暖まった空気を外に逃がさないようにすることです。具体的には少し暖かいときには昼間、しっかり太陽光を取り入れ、日の入り前まだ明るいうち、外気が冷える前に閉めます。 また、お部屋で暖房をしているときは昼でもカーテンを閉めるようにします。カーテンはお部屋のインテリアでもありますので、夏、冬で使い分けると気分も変わっていいですね。

冬はお部屋で過ごす時間が長い

冬場は寒くて出かける気になれない。どうしてもお部屋で過ごす時間が長くなりますね。二重窓は室内に段ボールなどを敷いて工作気分で楽しみながらできますよ!カーテンはお気に入りのデザインを選んでリラックスタイムのインテリアとして楽しんで!どちらの方法でもOK!より快適な住空間を演出してみましょう。

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