家みつ

知らないと絶対損!家賃交渉テクニック

部屋1

なるべく条件のいい部屋に住みたいけれど、家賃も高い・・・お部屋探しの際にそんなジレンマを抱える人は多いのではないでしょうか。日本人の気質上、主導権を握ってぐいぐい話を進めていく人は少ないように思います。しかし当然のことですが、その部屋に住み続ける限り、家賃は毎月支払うもの。1,000円でも安く出来るなら、年間で12,000円分もお得です。塵も積もれば山となります。交渉しない手はありませんよね。そこで今回は、家賃交渉のテクニック、ポイントをまとめてみました。是非参考になさってください。

家賃交渉しやすい物件、時期があります!

家賃交渉は、その名の通り「交渉」です。大家さんや不動産業者と上手くやりとりをしなければ、合意を得ることが難しい場合があります。いくら安くしたいからと言って、こちらの希望だけを通そうとしては、せっかく交渉できるものも出来なくなってしまいます。こちらの希望をきいてもらうよう働きかけるのですから、マナーを守って交渉するのがルールです。では、どんな物件が家賃交渉しやすいのでしょうか。有利に話を進めるためにも、いくつかポイントを抑えておきましょう。

繁忙期後の4~6月、10~12月頃が狙い目!

進学、就職などの新生活に合わせて2~3月が最も引越しが多く、転勤時期の7~8月も混みあいます。繁忙期は何もしなくてもポンポン入居が決まりますし、仲介業者も大忙しなので、なかなか交渉に時間を取ってくれません。反対に、その時期を過ぎてしまえば大家さんも早く入居を決めたいと焦っているもの。多少家賃を下げても、空室にしておくよりは遥かに良いのです。

空室期間が数ヶ月続いている物件

前述したとおり、大家さんとしては一番に空室を埋めたいと思っています。仮に8万円の家賃の物件の空室期間が2ヶ月続いている物件なら、2ヶ月分の家賃収入、16万円分がゼロということです。引越し時期までに余裕があるなら、2,3ヶ月前からインターネットで目ぼしい物件をチェックしておきましょう。いつまでも募集がかかっているようなら、家賃交渉が成功する確率が高いです。

付加価値が低い物件は交渉のチャンス

wasitu

新築物件や設備が整った物件は人気がありますから、家賃交渉は難しいでしょう。付加価値の低い物件なら、それが交渉材料になります。下記のような物件は、家賃交渉に応じてくれる可能性大ですよ。

・築年数が古い(築10年以上の物件)
・日当たりが悪い
・バストイレ同室
・和室のみ
・木造アパート
・駅、バス停から遠い
・1階の部屋
・エアコン等設備が不十分
・線路、大通り沿いなど

家賃だけじゃない!その他費用も交渉できます

交渉できるのは家賃だけではありません。礼金や管理費、仲介手数料の他、フリーレントにしてもらう等も可能な場合があります。フリーレントとは、最初の1ヶ月分の家賃を無料にしてもらうことです。万単位の家賃が1回分浮くのですから、これは非常に嬉しいですね。

礼金は大家さんへ、仲介手数料は仲介業者に支払うものですが、敷金については交渉対象から外した方が無難です。敷金とは、入居中に何かあった際や、退去時の修復の際に使用する、いわば保険のようなものです。何も無ければそのまま入居者に返却されるので、敷金が減ったからといって入居者が得するものではありませんので要注意です。

マナーを守って、お互い気持ちの良い交渉を

「出来るだけ安くして」などの曖昧な提案や、借りるつもりのない物件の家賃交渉などは絶対にやめましょう。せっかく交渉に応じてくれて「やっぱり借りません」となってしまうと、仲介業者はもちろん、大家さんにも迷惑がかかります。家賃交渉は、部屋を借りる前提での交渉ということを忘れないようにしましょう。値下げをしてくれたら部屋を借りることを明確にしておけば、仲介業者も力になってくれるはずです。

家賃交渉のタイミングもチェック!

家賃交渉を切り出すタイミングとしては、内覧が終わり、気に入った物件に対して申込みをする前がベストです。申込み後や入居審査に入っている場合など、申込みを決めてからの交渉は、難しい上に大家さん、仲介業者にも大迷惑となってしまうので絶対にやめましょう。かといって、内覧もしていないのに交渉に入っても、申込み意思が弱い状態だと、仲介業者も交渉に動こうとはしてくれません。家賃交渉を成功させるためにも、タイミングも間違えないようにしましょう。

交渉しないなんてもったいない!

「安くしてくれなんて言えない・・・」「家賃交渉なんてしても大家さんに悪い印象を与えないだろうか・・・」このように考えて、提示された家賃のまま契約を決める人は多いと思います。特に、初めて部屋を借りる場合などは知識も浅いので尚更ですよね。こちらの都合だけを押し付けることはしてはいけませんが、「希望」として伝えるだけですから、遠慮することはありません。仲介業者も契約を取りたいわけですから、多少の要望は飲んでくれるはずです。

まとめ

握手

新生活をスタートさせるにあたって、お部屋探しは重要なポイントです。毎日帰る家ですから、せっかくなら気に入ったお部屋を選びたいですよね。上手な家賃交渉でこれから新生活をスタートさせる方にとって、この記事が少しでも参考になれば幸いです。

ページトップへ