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「野菜のヘタ」それ捨てないで!もう一度収穫できるお野菜たち

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家庭菜園ベランダ菜園にいい季節になりました。毎日少しずつ大きく育っていく植物を見るのも楽しいですし、自分で育てたお野菜を食べるのは達成感を感じられます。とはいえ、プランター一つにしても土を買ってきて準備をしたり毎日の水やりに自信がない人もいますよね。そういう人たちのために!家庭菜園入門編として「再収穫お野菜」はいかがでしょうか?

野菜の再収穫はほぼ“タダ”!

お野菜は下ごしらえの時にヘタや皮など食べられない部分を処分します。野菜の種類によってはこの捨てる部分を育てて再収穫することができるんですよ!捨てる部分を育てるのだから材料費はほぼかかりません!育てる楽しみ、収穫の喜び、ちょっとしたお得感も感じられます。それでは早速再収穫可能なお野菜のご紹介です。

再収穫野菜の代表選手「豆苗」

Tomoさん(@tmaed)が投稿した写真

「豆苗」は再収穫を前提に販売されています。 豆苗は商品にもよりますが、パッケージを見ると根元から約5センチ上のあたりに「ここから切ってください!」というラインがあるのをご存知ですか?この線でいったん収穫して食材として使用後、残った根の部分を水につけて日当たりのよい窓辺に置いておけば1週間から10日ほどでもう1食分収穫できます。 うまく再収穫に結び付けるコツは1度目の収穫方法です。 豆苗は脇芽の上で切るようにします。豆から3-4センチ上、ちょっともったいない気もしますが再収穫分は脇芽から新たに伸びるのでここを切ってしまうとのびる芽がなくなってしまいます。 メーカーは販売時から2度収穫を推奨しているので、2度まではほぼ問題なく収穫できるのですが、豆の養分で成長しているだけなので3度目の収穫は難しいです。 また、お水はたっぷりがいいかといえばそうでもなく、全体を水につけてしまうと成長が悪くなったりします。また水溶性の肥料を使うとカビや虫が湧く原因になりますのでお皿のようなもので水だけで育てるほうが無難です。 ちなみに豆苗は発芽したエンドウです。今流にいえば「スプラウト」です。 エンドウ豆と豆苗はβカロテンを豊富に含む緑黄色野菜です。ビタミンB群以外にもビタミンCや葉酸なども含んでいます。これらの栄養素の含有量は同じ緑黄色野菜のホウレンソウや小松菜よりも豊富ですので優秀なお野菜といえるんですよ!

 

 

 

 

 

ネギ類(長ねぎ、青ネギ)

 

 

 

 

 

 

@misamorikawaが投稿した写真

 

ネギも再収穫を楽しむ方が多いお野菜です。再収穫をする場合は根の部分の上3センチ程度のところで切ります。お水を入れたプリンカップなどに立てておくか、ひげ根がついている場合は植木鉢で土やバーミキュライトで栽培することも可能です。根っこが残っているもののほうが成長が早くよりたくさん収穫できますが、ねぎの芯(切り口が空洞でなければ)が残っていれば再収穫できます。

小松菜

音々♪さん(@nene_channel)が投稿した写真

意外と知られていないのですが、小松菜は再生力が高いお野菜です。根元4-5センチの部分を水耕栽培で育てても葉が出てきますし、小さめのプランターで土に植え丁寧に育ててあげれば約二週間で10枚から20枚の葉っぱが収穫できます。

 

 

 

 

 

水菜

 

 

 

 

 

 

あかりさん(@room_ringo)が投稿した写真

 

茎を長めに(5-6センチ)残して根の部分を水につけて日当たりのよい場所においておきます。1週間程度で伸び始めます。水菜の根元の株の大きさによっては一食分ほどの収穫ができる場合があります。

にんじん、ダイコン

ぐぎょんさん(@gugyonn)が投稿した写真

にんじんのヘタの部分も水に浮かべておくと葉っぱが出てきます。 量はそんなに多くないのですが、汁物やスープの浮き身に使うことができます。

 

 

 

 

 

クレソン

クレソンは一束買っても少人数では食べきれません。 この場合コップにお水を入れ買ってきたクレソンをそのまま入れておきます。 根が出てくる場合もあるのでそうなれば土に植え替えると何度も収穫を楽しむことができます。

 

 

 

 

 

キャベツ、レタス、白菜

 

 

 

 

 

 

音々♪さん(@nene_channel)が投稿した写真

 

芯の部分をカットして5ミリ程度の深さのお水につけておきます。葉の部分を少し残してカットすると葉っぱが早く出てきます。2週間程度で葉っぱが少しずつ成長していきます。

再収穫のコツ

ほとんどのお野菜が再収穫ができることが分かったと思うのですが、育てるときのコツがいくつかあります。

●常に清潔な水で栽培(定期的に水替え)
●水耕栽培でも土栽培でも、水は多くしすぎない
●日当たりのよい窓辺。ベランダの場合は直射日光は避ける。
●水耕栽培では肥料は使わないほうが無難

肥料を使うことで水が腐ったり、水に藻が生える危険性が上がります。水が腐ると野菜もあっという間に腐ってしまいます。また、水につかった部分は腐りやすいので根がつかる程度の水量にとどめ毎日水替えをするか根が生えたら土に植え替えるほうがいいですよ!

日当たりによって成長スピードが変わりますが、直射日光は鉢が小さく野菜自体も小さい再収穫野菜では枯れてしまうため、避けます。間接的に日が当たり風通しの良い場所で育ててあげます。

再収穫で野菜作りの楽しさを覚えたら家庭菜園で!

再収穫はお野菜でそれまで捨てていた部分を使うので失敗しても再度チャレンジできますよね!毎日育てていくことでなんとなく水の量や育てるコツもつかめてくるので家庭菜園をやったことがない方にはちょうどいい練習になります。なにより、グリーンがおうちにあるのはちょっと心が癒されます。観葉植物を育てているつもりでかわいがってあげて、上手に育てば再収穫でお料理に使ってみてください。

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