一人暮らしでもペットが飼いたい～フェレット編～

2016/05/13

好奇心旺盛で人懐っこいフェレットは、犬や猫のような愛嬌を求めているけれど、いかんせん世話が出来ず飼えない・・・といった人に人気急上昇のペットです。フェレットという動物の名前は知っていても、実際にどんな動物なのか知っている人は少ないのではないでしょうか。今回は、一人暮らしでも飼いやすいフェレットについてご紹介します。

1 犬×猫÷2＝フェレット
2 犬猫好きにはピッタリ

犬×猫÷2＝フェレット

フェレットの魅力といえば、人によく懐き、遊び好きな所。鳴き声も小さく、身体も小さいので近隣に迷惑が掛かりにくいペットです。フェレットから遊びに誘ってきたり、かと思えばすぐ寝てしまったり・・・まさに犬と猫のいいとこ取りの性格。そんなフェレットの魅力に迫りたいと思います。

省スペースで飼育可能

うさぎなどの小動物用のケージのスペースがあれば飼育可能です。中には寝床となるハンモック、トイレ、水、エサ入れを用意しましょう。トイレを覚えるので、トイレ掃除はマメに。遊び好きなので、1日1回はケージの外に出し、遊んだりコミュニケーションを取るとより懐いてくれます。

イタチ科の肉食動物

フェレットは見た目の通りイタチ科の動物です。野生のイタチは、その可愛らしい顔からは想像もできない程獰猛で、自分より大きい身体の獲物をも仕留めます。とはいえ、フェレットはペットとして改良されているので、比較的穏やかな性格の子が多く、犬や猫と共生していることも珍しくはありません。遊び好きなので他の動物とも一緒に遊ぶこともあります。しかし、フェレットに限ったことではありませんが、予期せぬ怪我や事故防止の為にも、他の動物が近くにいる時は目の届く所で遊ばせるようにしましょう。

寿命について

フェレットの寿命は7～10年とされています。結構長生きですよね。ただ、4歳を超えるとシニア期に突入するので、個体差や環境によって早く亡くなってしまうこともあります。癌や腫瘍などにかかると治療費が数十万という額になることもあるので、フェレットを飼う場合はペット保険に入る事をオススメします。

年に1度のワクチン、フィラリア予防

犬がかかるジステンパー、蚊に刺されることで寄生されるフィラリアにかかる動物なので、年に1回のワクチン接種と、半年間のフィラリア予防薬を毎月飲ませる必要があります。病院によりますが、病院代として毎年15,000円程かかることを念頭に置きましょう。中には室内飼いなので予防しない、という飼い主さんもいるようですが、病気になってからでは遅いので予防してあげたいですね。

においが独特

イタチ科の動物は、肛門の下に臭腺という臭いを発する腺があります。野生下では天敵に襲われた時、その臭いを出し身を守っています。しかし、ペット用として販売されているフェレットは、臭腺除去と去勢手術が済んでいる個体がほとんどです。その為、そこまで臭いはきつくありませんが、全く体臭が無いわけではありません。ケージ内を清潔にしたり、定期的にシャンプーしてあげたりすれば犬猫のようにある程度の体臭で済みますが、気になるようならペットショップで直接フェレットを抱かせてもらうといいでしょう。

睡眠時間が長い

外出して構ってあげる時間が短くても、フェレットは1日のほとんどを寝て過ごします。犬や猫であれば、帰宅時間が遅かったりあまり遊べないとストレスが溜まってしまいますが、フェレットはそんなことはありません。人の気配がすれば「出して」とアピールしてくることはありますが、誰もいなくなると諦めてすぐ寝てしまいます。