加湿器が無くても大丈夫!部屋の湿度を上げる方法
冬は空気が乾燥しやすい季節です。過度な乾燥は、様々な不調を引き起こす原因となります。とはいえ、わざわざ加湿器を購入する気になれなかったり、シーズンオフの時は収納場所にも困りますよね。サイズや機能、値段も物によってピンキリなので、いざ購入しようとしても迷う人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、加湿器を使わずに部屋の湿度を上げる方法をご紹介します。
もくじ
乾燥が引き起こす不調
空気が乾燥すると、肌がとにかく乾燥してしまいますよね。女性は特に肌がデリケートなので、乾燥による肌荒れ、かゆみ、湿疹などの肌トラブルに見舞われてしまう事が多くなってしまいます。顔はもちろん、全身の保湿ケアを普段より入念にする必要があるので、時間もお金もかかります。
更に、毎年冬に流行するインフルエンザや風邪も、空気が乾燥することによってウイルスや細菌が空気中に浮遊する時間が長くなり、より活発に活動します。寒さや乾燥は、ウイルスや細菌に冒される危険性が高くなる原因なのです。風邪を引いていなくても、乾燥している場所にいると喉が痛くなったりもしますよね。喉の粘膜は、体内の中でも直接乾燥した空気に触れる場所なので、喉の炎症が起こりやすくなります。そこから風邪に発展することも少なくありませんので、注意が必要ですね。寒さにより身体が冷えると免疫力も大幅に下がりますから、冬の体調管理はしっかりと行うことが大切です。
冬は洗濯物を部屋の中で干そう
部屋干しは生乾き臭の原因となることから、出来るだけ外に干したり、浴室乾燥機の中で乾かす人も多いかと思います。しかし、乾燥を防ぐ為にも、冬の洗濯物は部屋干しがオススメ。洗濯物を部屋干しすると、室内の湿度が上がります。エアコンやストーブを使い部屋を温めつつ、2~3時間に1度は窓を開けて換気し、空気を入れ替えることも大切です。
冬は晴れていても気温が低いので、外に干していても、洗濯物が完全に乾くまでに時間がかかりますよね。天気のいい日は午前中だけ外に干し、午後になったら部屋干しに切り替えてみてはいかがでしょうか。部屋干しをする際は、長いものと短いものを交互に干すと乾きやすいので、干し方にも工夫するとより良いですね。
清潔なタオルを濡らしたものを干す
部屋干しをするのはどうしても嫌、という人は、清潔なタオル1枚を部屋に干すだけでも加湿効果はあります。なるべく大判のもので、綺麗に洗濯してあるものを使いましょう。お湯またはぬるま湯にくぐらせ、水分がしたたって床が濡れない程度に絞り、部屋に干しましょう。アロマオイルを含ませてもいいですね。寝る前に枕元の近くに干しておくだけで加湿効果があるので、喉の調子が悪かったり、風邪を引いている時にはオススメの方法です。
鍋にお湯を張って置いておく
ヤカンや鍋に水を入れて沸かし、沸騰したら蓋を開けて部屋に置いておきましょう。水蒸気が加湿に繋がるので、とても簡単に部屋の湿度を上げることが出来ます。倒してお湯をこぼして火傷しないように、安全な場所に置くようにしましょう。石油ストーブなどを利用していて、上にヤカンを置くスペースがあるならそこに置いておくのがオススメです。その際は、定期的に中のお湯が入っているか確認し、空焚きにならないように気をつけましょうね。
霧吹きをする
掃除をした後は、消臭効果のあるスプレーを部屋に噴霧するようにしましょう。部屋の臭いを取り除き、水分によって部屋の湿度を上げてくれるので、布製品や空間に多めに噴霧してもいいでしょう。精製水や水道水でも問題ありません。用意するスプレーはなるべく質のいいものを選び、霧状に綺麗に広がるタイプが理想的です。水鉄砲のように綺麗に霧状に広がらないものを使うと、ただ水を蒔いているだけになってしまうので、カビの原因にもなってしまいます。
観葉植物を置く
観葉植物は、自然の加湿器とも言えます。葉っぱから水が蒸発するので、葉が大きめのものを選びましょう。部屋の空気も綺麗になり、グリーンは癒し効果があるので一石二鳥です。インテリア好きな人には特にオススメ。観葉植物によって寒さへの耐性や育てやすさも異なるので、充分下調べをして、どの観葉植物にするか選びましょう。
アイディア次第でたくさんの加湿方法があります
いかがでしたか?今回ご紹介した部屋の湿度を上げる方法以外にも、様々な加湿方法があります。空気が乾燥しすぎると風邪を引きやすくなったり、良い事はありません。ジメジメも嫌ですが、カラカラの空気も考えもの。外出する際はマスクをつけたり、こまめに水分をとって身体の乾燥も防ぎましょう。湿度対策をしっかりとし、元気に冬を乗り越えたいですね。