これでカビを撃退!浴室のカビ対策
家の中で一番カビが生えやすい場所、浴室。お風呂には入らなくても、ほとんどの方は毎日シャワーは浴びますよね。季節問わず年中湿気が漂う浴室、気付くと黒カビがうっすら生えてきた、なんてことは誰しも経験したことがあるのではないでしょうか。市販のカビ取り剤を使っても、またすぐに生えてくるカビ。時間が経つ程カビは取れにくくなり、賃貸であれば退去時にごっそりクリーニング代を請求されることもあるでしょう。毎日使う場所がカビ菌でいっぱいなんて考えたくありませんよね。カビ取り剤を使う段階、つまりカビが私たちの目に見えるようになってからでは、カビ対策をしているとは言えないのです。
もくじ
カビを生やさないために
「シャワーだけだから」と、浴室の掃除をサボっていませんか?飛び散った石鹸カスや皮脂などはカビのもとになります。毎日スポンジで掃除・・・とまでは難しいけれど、毎日使う場所だからこそキレイな状態をキープしていたいものですよね。そこで今回は、驚く程カビが生えにくくなる簡単な方法をご紹介します。
設備に24時間換気があれば最強!
比較的新しい建物には、設備として24時間換気が付いていることが多いです。湿気はカビを増やす最高の環境です。乾燥させることでカビは死滅するので、こうした設備が付いている場合は最強です。電気代が気になる方もいるかもしれませんが、意外と24時間換気は電力を使いませんので、カビ対策にはもってこいの設備です。
入浴後は温水→冷水シャワー
前述した通り、入浴後の浴室は石鹸カスなどの汚れでいっぱいです。まず、入浴後は熱めのシャワーで浴室全体の汚れを洗い流しましょう。ポイントは浴室全体、隅々まで流すこと。そのままでは高温多湿となってしまうので、その次に冷水シャワーでもう1度浴室全体を流し、浴室の温度を一気に下げます。そして換気扇を、可能であればその後にタオルなどで水滴を拭くと完璧です。しかし、なかなか毎回そこまでは出来ないので、その後換気扇を回すか、窓を開けて換気するようにしましょう。
意外と盲点!天井のカビ対策も忘れずに
目に入る壁や床などの部分はカビを発見しやすいですか、実は一番キレイにしておきたいのは天井です。お湯などを使った時、水蒸気は上に上りますよね。結果的に天井には水滴が付き、放っておくとカビ菌がついた水が上から降って来ることになります。いくら壁や床をキレイにしていても、上からカビ胞子が降ってきたらまたカビてしまい、悪循環です。まずは天井がカビていないかチェックしましょう。
カビがあるようなら、カビ取り剤で掃除する必要があります。市販されているカビ取り剤はスプレータイプですが、そのまま天井に吹きかけてしまうと滴り落ちて目や皮膚についてしまい危険です。そこで、天井のカビ取りには、柄付きワイパーにキッチンペーパーを吹き付けて天井など高い部分を掃除しましょう。洗い流す際も、水で濡らしたキッチンペーパーで拭き、その後乾いたもので拭き取ります。また、お風呂にお湯を貼る時は、必ずフタを閉めることが大切です。
週に1度は洗剤で掃除を
シャワーだけの使用であっても、週に1度はスポンジでしっかりと汚れを落としたいものです。シャワーで流すだけでもある程度の汚れは取れますが、ぬめりや垢などは溜まっていきますよね。面倒かもしれませんが、定期的にきちんと掃除をすることによって、よりカビは生えにくくなります。最近ではお風呂掃除グッズも沢山増え、しゃがまなくても床が擦れる柄付きのスポンジなど、便利に掃除出来るようになっています。また、生えたばかりのカビは、カビ取り剤を使わなくても洗剤だけで充分落ちます。カビが根を貼るまで放置してしまうと、表面のカビをキレイにしても、また根からすぐ生えてしまうので、こまめな掃除はとても大切です。ついでに、排水溝や蛇口、鏡などの細かいところも掃除すると毎日気持ち良く使えますね。
バス・トイレ同室タイプはよりこまめに掃除を
バス・トイレ同室の場合は、すぐ近くにトイレがありますから全体をシャワーで流すことは出来ません。窓が無いタイプも多く、より湿気、臭いが溜まりやすくなってしまいますよね。換気扇は付けっぱなしにすることはもちろん、シャワーカーテンも乾きづらいので定期的に干して乾かしたり洗うようにしましょう。なるべく毎回拭き上げまで行うと、カビもぐんと減るでしょう。消臭効果のあるお掃除グッズを取り入れると清潔感が増しますよ。
毎日たった数分でできること
いかがでしょうか?浴室は毎日の汚れを落とし、身体をキレイにする場所です。そんな場所だからこそキレイな状態を保っていたいですよね。毎日少しの手間を加えてあげるだけで、頑固なカビに悩まされることは無くなります。梅雨の時期はもちろん、快適に過ごせる空間をキープしましょう。