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大学進学初めてのひとり暮らし♡賃貸住宅を選ぶときのヒント

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大学受験シーズンですね。受験生は最後の追い込み時期、見守るご両親も健康管理が大変な時期でしょう。晴れて合格!中には初めてのひとり暮らしという方もいらっしゃいますよね!ドキドキわくわくの新生活はおしゃれにしたい!と夢も膨らみます。親御さんは大学費用と仕送りを考えると…こちらは別の意味でドキドキしますね。

今回は初めての下宿先を決めるときのポイントについてご説明いたします。

初めてのひとり暮らし、住居費は家賃だけで考えてはいけない

さて、賃貸住宅にお住いの人にとっては当たり前のことですが、コストは家賃だけで考えてはいけません。

月々の住生活コスト=家賃+共益金+管理費(一部物件)+水道光熱費です。

月のランニングコストは家賃や共益金に、ガス、電気、水道代も別に払わないといけません。ですから家賃だけで「払えそう…」と契約してしまうと、生活費の仕送りで家計を圧迫する恐れがあります。

水道光熱費平均額は10,901円(月)

水道光熱費
総務省が発表した一人ぐらし世帯の水道光熱費の平均月額は、以下の通りです。(2014年度統計)

電気代 ¥5,565
ガス代 ¥3,307
水道代 ¥2,029

あくまで平均額ですので季節やお住まいの地域、ライフスタイルによっても変わってきますが、毎月約11,000円程度は住生活にかかるランニングコストとして必要です。

参考サイト:総務省統計局 http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do

インターネット費用

インターネット
現代の生活においては、大学生でも授業などに利用するためパソコンが必携になります。そうすると、下宿先でインターネットに接続するかどうかも検討していかなければなりません。携帯電話、スマホだけでいいのかどうかをライフスタイルにあわせて決めていきましょう。

また、下宿先に光ケーブルが入っているとも限りません。プロバイダーが指定されている場合もあります。現在はWi-Fi環境も整ってきつつありますが、室内で通信がつながりにくい場合もありますので、ネット環境が必要な場合にはそれも含めて不動産屋に確認します。

インターネットの費用の目安は、個別の光回線契約でプロバイダー契約も含めると5,000円から8,000円程度、Wi-Fiでも3,000円から5,000円です。支払い金額の幅が大きいのは地域や通信の量、契約内容によってかなりばらつきがあるからです。

交通費

下宿が大学のすぐそばに確保できるとは限りません。下宿先から大学までを公共交通機関を利用する場合は、定期券の費用も必要になりますね。

費用コミコミの物件もある

学生用物件の場合家賃に水道代込み、インターネット契約料込みの物件があります。中には低価格で家具や家電をリースできるものもあります。家賃表示を見るときにはどこまでの費用が込まれているのか、それが実際に必要かを確認しておく必要があります。自分たちに不要な契約であれば部分的に解除できるのかどうかも確認しましょう。

学生用下宿には大きく分けて4種類

学生用下宿を検討するときに大きく4つのスタイルがあります。住居費としてコストが安い順にご紹介しますね。

学生寮

多くの大学は学生用の寮を持っています。住宅費用を抑えるには寮に入るのが一番です。同じ大学の学生が集まりますので安心ですが、一人部屋ではなかったり、門限などの規制もあります。自由な学生生活にあこがれる大学生にとっては、不自由を感じる人もいます。

一般賃貸マンション

通常の賃貸物件です。物件数が豊富で家賃の幅も広いです。新しい物件は高額になりがちですが、その分設備も整っています。逆に安い物件の場合は築数十年という物件もありますが、お部屋が広かったり、きちんとリフォームしてあったりと築年だけで決められない一面もあります。

学生マンション

学生マンション
居住者のほぼ全員が学生です。お部屋はワンルームタイプがほとんどです。管理会社への直通コールがある物件や入居者サポートが充実しているのが特徴です。安心してひとり暮らしを始められる環境です。

学生会館

こちらも入居者が学生に限られ、セキュリティーもしっかりしています。大学の寮とは違い複数の大学の学生が入居しています。台所、お風呂、ランドリールーム、トイレなどが共用である場合が多いです。食事つきか自炊が選べます。食事つきの場合、月のコストはちょっと高額になりますが、自炊ができない人には安心です。寮母さんや館長さんが同じ建物に常駐している場合が多いので、生活をサポートもしてもらえます。

お部屋のタイプもさまざま

以下にあげる条件は親御さんの考えよりも、実際に生活をするお子さんの希望を聞きながら決めるお部屋の条件になります。当然設備がいい方がお家賃も高くなります。

ワンルーム?キッチン別?

ワンルーム
一人暮らしのお部屋はワンルームタイプ、1Kタイプがメインになります。お料理を頻繁にする方には1Kタイプのほうがお部屋にお料理の臭いがこもりにくいなどの理由でお勧めです。ワンルームタイプは壁がない分広々と感じます。また、お家賃も1Kよりも若干安めです。

ユニットバスかセパレートか?

ユニットバス
お風呂とトイレが別のセパレートかユニットバスか、その他洗面台(洗面所)があるかどうかもライフスタイルにより違ってきますよね。女子学生の場合はセパレート(洗面台が別にあるタイプ)が人気です。

防犯は?

防犯
オートロックのついたマンションが増えてきていますが、すべてのマンションがオートロックというわけではありません。オートロックや防犯カメラが付いていれば安心!というわけではないのですが、女子学生の保護者にとって防犯対策は気になるところですね。

温水器?ガス湯沸かし?

一人暮らしマンションの場合、電気温水器で給湯するお部屋と(各部屋にあるタイプと共用で大きな温水器を設置するタイプがある)ガス給湯のお部屋があります。

電気温水器の場合は、いったんタンクが空になると翌日までお湯が使えない可能性があります。タンク共用だとほかのお部屋の人がお湯を使いすぎたためにお風呂に入れなかった、ということも。一方ガス給湯はお湯切れの心配はありませんが、都度ガス代が必要になるのでガス代が高くなる傾向にあります。

良いお部屋を見つけるために優先順位を決める

様々な条件を提示しましたのでかえって迷う!という方もいらっしゃいますよね。優先順位+消去法で見つけていきましょう。

複数年に及ぶ契約が想定されますので、まず費用面を固めます。月のランニングコストの合計額から家賃部分の上限を計算してもいいですし、不動産屋さんに「生活費の合計はこのぐらいで」と、正直に相談してもいいですね!それ以外は、実際に生活する子供さんが何を優先するかを相談しながら決めていくと絞り込みやすくなります。

合格前予約制度の利用

不動産会社によっては合格前に物件予約を受け付けてくれます。

受験する大学が決まったら、同時に物件探しを開始しましょう。大学合格後に本契約、不合格ならキャンセル可能です。予約期間に家賃は発生しませんが、物件によってはキャンセル料のかかる場合があります。不動産屋さんにキャンセル条項を確認しながら物件を探す必要があります。

インターネットやフリーダイヤルでも受け付けてくれますので、事前に物件資料を取り寄せ、お子さんが大学受験の際に同行し、試験時間の間に内見をするのも一つの手段です。

新生活を満足のいく環境で!

初めてのひとり暮らしは、お子さんも親御さんも不安な部分が多いですね。住環境は生活の安全にも大きく関係します。安全で楽しい新生活を、満足のいく賃貸物件でスタートさせましょう!

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