家みつ

古い物件に住む。これって意外にいいかもしれない!

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ほとんどの方はまず通勤の沿線上であるとか利便性のいい地域であることを考えて、その後に具体的なお家探しに入りますよね。新しい物件と築年数の経過した古い物件を比べた場合、新しい物件が好まれますが古いお家に住むのも意外といいものですよ。今回はちょっと築年数が立って敬遠されがちな物件のアピールポイントと注意点をご紹介します。

家賃や物件価格がお安い

わざわざ紹介するまでもない点ですが、築年数が古くなるほど賃貸の場合はお家賃が中古の不動産の場合は物件価格が割安になります。築年数が古いことを理由に家賃はお安くなりますが、物件によってはきちんと手入れやリフォームがされています。設備も新しいものに交換しているお部屋や物件も多くあります。また、設備やリフォームがなされていない場合は、逆にそれを理由に家賃や物件価格の値下げ交渉がしやすくなります。

駅から近い・でも安い

街の成り立ちは駅の近辺から徐々に周辺へ広がっていきますよね。ですから、駅の周辺には結構古い物件が残っています。賃貸の物件価値が下がってしまう前に賃貸などは建て替えるオーナーさんもいらっしゃるので、古い街並みに新しい賃貸が混ざり合ってきます。
新しい物件は当然人気!「駅近」ともなれば相場より高くなってきますが人気があるので部屋は満室の場合が多いですよね。その中で見劣りがするのが築年の立った物件です。立地の好条件にもかかわらず、空き部屋対策のため相場より家賃を大幅にディスカウントしている物件も駅の近くにはあります。

注意ポイント

ただ、気をつけなければならないのが築年数の古い賃貸住宅などの場合電気の容量やコンセントが少ない場合があります。最近は家電製品なしでは暮らして行けませんので、必要なところにコンセントがあるか、あるいは自分の手持ちの家電が思う通りに使えるかどうかは確認が必要です。また中古物件の場合は古い物件では構造そのもののリフォームが必要な場合があります。そうなると、数百万円から場合によっては建て替えが必要なことも!建物として安心して暮らせるかどうかを不動産屋さんだけではなく「ホームインスペクター」と呼ばれる中古住宅の建物診断をしてくれるプロの住宅診断を受けて購入するほうが安心です。

自由度が高い(ペット可、模様替え可など)

古い物件ポスター
築年が建った物件は少し痛みが目立ちますよね。賃貸の場合新築ではなかなか難しいペットとの同居が可能であったり、少しなら壁にポスターを貼ることや安全ピンなどもOK!というお部屋もあります。

注意ポイント

ただし、これは「いいと言われたから何でもいいわけではない。」ということを念頭に置いて!ペット可の物件であっても近隣の住民とトラブルにならないよう鳴き声や臭いには十分に注意をしなければなりません。また、以前住んでいた住人の押しピンの穴があったとしても、本当に壁にピンを使っていいかを事前に確認をしておく必要がありますね。中古住宅では自由にリフォームやリノベーションをしてください!という物件も見かけます。リノベーションを自分でできる物件は住宅を安く入手する方法の一つとしてテレビなどで取り上げられていますが、壁などを不要に壊さないこと!配電の場所、構造上その建物を支えるための主要な躯体として絶対に外してはいけない壁や柱もあります。専門家や大元の建築会社にどこの壁が必要な構造体でどこならば撤去が可能かをちゃんと相談してくださいね。

街の景観を楽しめる

古い物件 景観

お住まいを決める時のポイントは家も大切ですが、街そのものを感じて暮らすことも重要です。毎日の生活の中では出かけずに何日も家にこもって過ごすことはありませんよね。お買い物やお仕事の時必ずその町の中を移動します。古いお家や物件のある地域では,すでに街路樹や路地の雰囲気が出来上がっています。自分以外のひとが住む庭先も景観の一つ。新しい町では樹木やお庭がまだまだ整っていなくてどこか無機質なイメージになってしまいますが、町としてある程度、10年くらいの年月が経過していると一つの景観として町全体がまとまりを持ってきます。人間は無意識のうちに、木や日光など自然のものから安らぎを得ています。落ち着いた景観の中で暮らすということは日々のストレスから知らず知らずのうちに住む人の心を守ってくれます。

街としての防犯機能が高い

古い物件 防犯
築年数の経過した住宅が集まった場所は街全体としておちついており、そこに住む人たちのご近所のつながり、顔見知りで挨拶をする関係が新興の住宅地より緊密です。人によってはあまり好まない状況かも知れませんが、この住人同士のつながりがある、あいさつが多いという地域は窃盗犯が敬遠する条件の一つです。

築年だけで判断しないで!

新しい物件に住めば設備がそれだけ新しく日々のちょっとしたときに利便性を感じることができます。最近では生活の中で「早く・すぐに・便利に」というワードばかりが重要視されていますが人間が豊かに暮らすことを考えると景観や、その地域の人たちとのつながりも大切になってきます。

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