狭い部屋のメリットと快適に暮らすコツ
広い部屋、狭い部屋、あなたならどちらの部屋を選びますか?当然、多くの人は広いお部屋に住みたい、と答えるのではないでしょうか。お部屋探しをする時にも、条件面で「部屋は◯帖以上!」と提示する人も多いですよね。狭い部屋はネガティブイメージを持たれがちですが、良い所もたくさんあるんですよ。
もくじ
狭い部屋のメリット
一人暮らしの場合、ワンルーム、1Kの間取りに住む人が最も多いでしょう。地域にもよりますが、都内であれば、ワンルームでも駅から近い物件だと7~8万程する家賃も珍しくありません。家には寝に帰るだけ、という人なら、狭い部屋でも充分ではないでしょうか。なにも狭い部屋は不便な事ばかりではありません。狭い部屋に住むメリットをまとめてみました。
家賃が安い!
広い部屋に比べて、狭い部屋は家賃が安いです。1帖狭くなっただけで、約5,000円ほど家賃は安くなります。年間で考えると、約60,000円の家賃の差が出ます。特に普段は家にいないといった方は、部屋で過ごす時間が少ないので影響も少なく、更に経済的な余裕も増えるのではないでしょうか。家賃が安いと、その分賃貸契約の際の初期費用、更新時期の費用も抑えることが出来ますね。
電気代を安く済ませられる
狭い部屋では、冷暖房の効きが抜群です。エアコンやファンヒーターなど、少し付けただけであっという間に快適な室温になります。その分光熱費を安くすることが出来ます。なんとも経済的、いいことだらけです。
物が少ないので掃除がラク
広い部屋は掃除がとにかく大変ですが、狭い部屋ならそもそも掃除をする箇所も少ないですし、範囲も狭いです。また、収納なども少ない場合が多いので手元に置ける洋服や物の量も限られています。そのため、無駄使いや衝動買いもしなくなるという利点があります。
狭い空間だと安心感が生まれる
家族で住むならともかく、ただっ広い部屋に一人で暮らすのは、最初は良くても次第に寂しくなってくるものです。その点、狭い部屋ならそんな心配もありません。落ち着ける空間で、一人の時間も存分にくつろげるでしょう。また、狭い空間にいると集中しやすいので、勉強や仕事もはかどります。
必要なものは手の届く範囲にある
部屋が狭いと、あまり移動しなくても必要なものを取ることが出来ます。収納も少ないと、どこにしまったかな?と、無くし物をする機会もグンと減るでしょう。いちいち別の部屋などに取りにいくことも無いので、便利ですよね。
狭い部屋でも快適に過ごす工夫
狭さゆえに苦労する点もあるでしょう。そんな時には、狭さを嘆くよりも、それならどうしたらいいかを考えた方が建設的ですよね。自分が過ごす部屋ですから、楽しみながら色々工夫してみましょう。
開放的になりたい時はカフェや公園へ
ゆっくり本を読みたい時などは、カフェや公園に行ってみてはいかがでしょうか。散歩をしたり外の空気に触れることは、勉強や仕事などで行き詰まった時には最適です。家に閉じこもってばかりでは人との出会いや刺激は生まれませんので、定期的に外に出掛けましょう。
収納上手になる・知恵を付ける
狭い部屋だと、必然的にキッチンやお風呂場なども狭くなります。限られたスペースの中でも、どう上手に物を収納するか工夫してみましょう。インターネットでも色々なアイディアが載っていますし、100円ショップでも手に入るフックや突っ張り棒などを使えばスッキリと収納することが出来ます。こうした知恵を付けることはお金で手に入るものではありません。経験となり自分の身になり、いつか役に立つ日が来るでしょう。
広さ以外に譲れない点を思い返す
お部屋探しをした段階で、狭さは我慢出来ても、これだけは我慢出来ない!というものがあったのではないでしょうか?例えば、バス・トイレ別、コンロは2口以上、2階以上、オートロック付き、ペット飼育可など・・・広さより優先したものがあれば一度思い出してみましょう。案外、本当に譲れないものは少ないものです。これは極論ですが、屋根があり安全に暮らせる事。最低ラインとは言え、これさえ確保されていれば生活するのに苦労はしないはずですよね。
嫌々住むのはナンセンス!どうせなら狭い部屋を楽しんで
いかがでしたでしょうか?狭い部屋だから恥ずかしい、人を呼べない、なんて思っているなんてもったいないです。捉え方一つで、狭い部屋に対する意識は変わるはずです。いずれ広い部屋に住みたい、と思っている人なら尚更。今の狭い部屋で節約をし、次の引越しへのステップアップとして考えてみましょう。また、これから一人暮らしを考えている人、引越しを考えている人には、狭い部屋でもこんなメリットがある!と、物件探しの際の条件の幅が広がることを祈っています。