環境の変化でお腹の調子が悪い！そんな時の対処法

春から新生活が始まり、慣れない生活を送っている人も多いのではないでしょうか。新入生や新社会人はもちろん、それ以外の人もこの時期は何かと新しいことが始まることが多いですよね。日本人はストレスを多く抱えて生きていると言われています。そんな日本人が陥りやすいのが「便秘」です。ちょっとした環境の変化や、ストレスの自覚が無くても起きやすいので、ほとんどの人が経験すると言われています。2、3日ならまだしも、1週間も排便が無いなんて人も珍しくありません。そこで今回は、最も便秘になる人が増えるといわれるこの時期、少しでも早く苦しみから解放されるための対処法についてご紹介します。

便秘とはどんな状態？

通常1日に1～2回便通があるのが正常と言われています。便が硬くなり、2日以上便通が無ければ下っ腹が苦しくなってきますよね。便は必ず作られますから、いらなくなったものを出せないことは身体にとっても大きな負担となります。便秘になることでガスが溜まりやすくなったり、肌荒れしてしまうこともあります。私たちの腸には善玉菌と悪玉菌が存在しています。生活習慣や食生活の乱れ、ストレスなどで自律神経が刺激されると、善玉菌の数が減り、悪玉菌が増えて腸内のバランスが悪くなってしまいます。排泄されるはずの便は滞り、悪循環に陥ってしまうと便秘になってしまいます。一時的な便秘なら問題ありませんが、放っておくと慢性化してしまう恐れがありますので、「便秘かな？」と思ったら以下の事を試してみましょう。

水分を摂る

よく知られている便秘解消法ですが、朝起きてまずコップ1杯の水を飲むことは非常に大切です。寝ている間は胃腸も休んでいる状態ですが、起きて水分を流し込むことによって刺激され、朝の排便に繋がりやすくなります。普段からあまり水分を摂らないという人は、便にも水分が足りず硬くなり便秘がちになってしまうので、なるべく水分を摂るように心がけましょう。便秘対策としてミネラルウォーターを購入するなら、コントレックスのような硬水がオススメです。日本人の舌には合わない、少し飲みづらい味ですが、体内の水分を集める働きをするマグネシウムが豊富に含まれているので、軟水より効果的です。

適度な運動をする

デスクワークなら特に、一日中ずっと同じ姿勢で座りっぱなしになりますよね。運動と言ってもしっかりとスポーツをする必要はありません。朝15分でもウォーキングをしたり、帰りに一駅分歩くなど、無理の無い範囲で身体を動かす努力をしてみて下さい。身体を動かせば血行が良くなり、腸も活性化しやすくなります。

お腹をマッサージ

お風呂上がりなど血行の良い時間に、「の」の字を描くようにゆっくりと下腹をマッサージしてみて下さい。痛めてしまっては逆効果ですから、リラックスしながらやってみて下さいね。

乳酸菌を摂る

便秘を改善させるには、腸の中の善玉菌を増やしてあげることが大切です。乳酸菌は善玉菌の栄養になるので、乳酸菌を摂ることがオススメです。便秘になると、ヨーグルトなどを食べる人が多いのもこうした理由からです。乳酸菌は、キムチや納豆などの発酵食品に多く含まれています。

食物繊維を摂る

便秘には食物繊維、ということはよく知られていますよね。一口に食物繊維と言っても、大きく分けて水溶性と不溶性のものがあります。水溶性食物繊維はこんぶやワカメ、こんにゃく、アボカド、山芋、納豆などに多く含まれており、不溶性食物繊維はインゲン豆、ひよこ豆、えのき茸などに多く含まれています。これらの食物繊維は善玉菌を増やし、硬くなった便に水分を与えて腸に刺激をもたらすので、バランス良く摂取する必要があります。とはいえ、毎日の食事から食物繊維を摂ることは難しいですよね。そういった場合は、食物繊維を粉末状にしたもので補うといいでしょう。

整腸効果のあるお茶を飲む

便秘に効果のあるお茶は色々市販されています。漢方として使われている植物や樹木を原料としていることが多く、その効果や作用、成分も様々です。インターネットでもたくさん販売されているので、成分や注意事項などをよく調べ試してみるのもいいでしょう。

下剤は最終手段として考えて

安易に市販されている下剤を飲むと、かえって便秘を悪化させてしまうことになりかねません。下剤に含まれている成分には依存性があるものもあります。薬に頼っていると、自力で排便出来なくなってしまうので、緊急時や最終手段として考えて下さいね。慢性化してどうにもならないという時には、市販薬ではなく、なるべく病院に行って薬を処方してもらいましょう。早めに対処すれば、癖になる前に改善出来ることがほとんどです。環境が変わりやすいこの時期、体調を万全にして、色々な事にチャレンジしたいですね。