どうにかしたい!部屋干しの臭い対策
天気が悪いだけでなく、ベランダが無かったり、通りに面した1階だったり、様々な理由で洗濯物を外に干せない、という人は多いのではないでしょうか。部屋干しは乾きづらいだけでなく、菌も繁殖しやすくなってしまう為、せっかく衣類を洗っても嫌な臭いを放つことがありますよね。
もくじ
部屋干しの臭いの原因・・・それはカビや菌
部屋干しのあの臭い、原因は雑菌の繁殖です。カビや菌はジメジメした場所を好みますので、部屋干しの環境はカビや菌の温床とも言えます。全く繁殖させないことは難しいですが、対策を行うことで菌の数を減らす事は可能です。
最近では部屋干しの嫌な臭いを抑える洗剤や柔軟剤もよく売られていますよね。それらを併用するとともに、自分でも出来る対策を併せて行うとなお効果的です。そこで今回は、なかなか洗濯物が乾かないこの時期、快適に乗り切る方法をご紹介します。
洗濯物を溜めない
まず大前提として、なるべく洗濯物を溜めないことです。家族が沢山いる場合は毎日の様に洗濯機を回すと思いますが、一人暮らしの場合は毎日洗濯をする人は珍しいですよね。中には週に1度、まとめて洗濯をしているという人もいるでしょう。仕事のある日は洗濯機を回せない場合もあるかと思いますが、この時期は一度に干す量を少なくすることが大切です。晴れた日にまとめて・・・と溜めてしまいがちですが、晴れても湿度が高いと洗濯物は乾きづらいままです。干す量を少なくする為にも、2~3日に1度、こまめに洗濯をしましょう。
お風呂の残り湯を使わない
お風呂の残り湯を使って洗濯をするのは、水道代の節約になります。しかし、ジメジメとした時期にはあまりオススメ出来ません。入浴後の残り湯はどうしても汚れていますし、菌も発生しやすくなります。どうしても残り湯を使うという場合は、すすぎの時は使わない、更にすすぎを1回増やす等の対策を行いましょう。
菌の繁殖を防ぐ酢を活用
洗濯物に酢?と思ったそこのアナタ。酢は菌の繁殖を防ぐ役割があるので、すすぎのタイミングでほんの少し酢を加えるだけで、嫌な臭いを抑えてくれる優れものなのです。洗濯用の塩素系消毒剤を加える方法もありますが、衣類等の色落ちが心配になることも。その点、酢であれば安全です。気になる酢の臭いですが、洗濯物を干している間に消えてしまうので問題ありません。大体大さじ2杯くらいがベストな量です。更に酢は柔軟剤としての効果もあるので、柔らかくなり、着心地も良くなります。
脱水を入念に
部屋干しをするなら、脱水はいつもより長めに行い、なるべく水分を飛ばしてしまいましょう。生地によっては傷んでしまうこともあるので、確認が必要です。ポリエステル製などはシワになりやすいので、一度洗濯が完了したら先に取り出し、脱水だけを更に数分かけると良いでしょう。また、洗濯機に衣類乾燥機能がついている場合は積極的に使いましょう。完全に乾かすことが出来なくても、ある程度乾燥させてくれるので、部屋干ししても乾くまでの時間を短縮することが出来ます。
洗濯物の干し方にも工夫を
洗濯物を早く乾かすには、干し方も関係してきます。ピンチハンガーでは、両端には長いもの、中央には短いものを干すと、逆の干し方をした時よりも30分~1時間ほど乾くスピードに差が出ます。また、洋服をハンガーに掛ける時は裏返しにするのも縫い目などが乾きやすいのでオススメ。バスタオルなどの長いものは、完全に半分に折るよりも、少しだけ掛けて長いまま干した方が内面が少なくなるので早く乾きますよ。
風を起こして乾かす
閉め切った部屋の中では洗濯物はなかなか乾いてくれません。とはいえ、乾くまでの間ずっと家にいて窓を開けているなんて非効率ですよね。外が土砂降りだったり、窓を開けても風がなかったりすることもあるでしょう。そんな時は扇風機やサーキュレーター、クーラーなどを上手に使って風を起こすと良いですね。湿気を分散させることで、洗濯物の乾きも早くなるので、設定を「弱」にしたり、タイマーを設定しておくとお出かけの時も安心です。
洗濯が終わったら洗濯機の蓋は開けておこう
普段、洗濯機の蓋を閉めている人は多いと思います。見栄え的にもスッキリ見えるのですが、湿度が高いこの時期は、なるべく開けて風通しを良くしておきましょう。少なくとも、洗濯機を使った直後から蓋を閉めると、洗濯機内で雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。目に見えない部分ですが、洗濯機内がカビや雑菌まみれになっていては、せっかく洗濯をしても綺麗になりませんよね。洗濯物だけでなく、洗濯機も乾燥させるようにしましょう。
洗濯は心も衣類もリフレッシュ出来るもの
いつでも綺麗な洋服やタオルを使って生活したいものですよね。部屋干しをすると部屋もジメジメ、洗濯物の臭いも気になってしまいます。天候に逆らうことは出来ませんが、少しの工夫で嫌な臭いを抑えることが出来ます。本来、洗濯をすると汚れた衣類は綺麗になりますし、気分もスッキリできるもの。不快指数をなるべく下げるためにも、部屋干しの対策も考えて生活したいですね。