飲み水の確保、どんな方法がある?
地域にもよりますが、日本では通常、水道の水はそのまま飲む事が出来ます。水道局の基準をクリアした水が供給されているので、海外のように水道水を飲んだらお腹を壊した!という危険はきわめて低いと言えるでしょう。世界的にもここまで水道水を安心して飲める国は珍しいので、日本はとても恵まれた環境ですよね。しかし、どこにでも売られているミネラルウォーター。それだけ、飲み水に気を遣っている人が多いのでしょう。
もくじ
人間の60%は水分で出来ている
私たちの身体の60%は水分です。半分以上の割合が水となると、取り入れる水に気を配ることは当然のことなのかもしれません。水道局の安全基準値をクリアしているからとは言え、水質が悪いところもあり、それだけ塩素などで汚れを取り除いているということになります。場所によっては、水道水のカルキ臭が強くて飲めないこともあるでしょう。人の体質はそれぞれですから、感じ方も異なります。カルキの他にも、住宅の水道管が劣化している場合はサビ臭が混じることもあるので、地域だけでなく、住宅環境にも水道水の味やにおいは左右されてしまいます。飲み水をどうするか考える時に、下記のような方法があります。
水道水をそのまま飲む
カルキ臭などが気にならない、特に水にこだわりが無いといった人は、気にせず水道水をそのまま飲んでいるようですね。しかし水源地が天然水などで有名な地域だと、水道水の味も格段に美味しいようです。自然が多い地方では、ミネラルウォーターなどはあまり必要とされないかもしれませんね。この方法が一番安く、手間も無く済みますが、カルキ臭などが気になるという場合はその他の方法を考える必要がありますね。
水道水を煮沸して冷ましてから飲む
少し手間はかかりますが、水道水をヤカンなどに入れ煮沸し、カルキ臭を抜いてから飲む方法もあります。完全に冷めるまでに時間がかかってしまうことが難点ですが、あまりお金をかけたくない人にはピッタリです。飲みづらさが無くなるので、水道水を飲んで「美味しくない」と感じたら一度この方法を試してみるといいかもしれません。
浄水器を利用する
電気屋などでもよく売られている浄水器は、様々なタイプのものがあります。蛇口に設置し定期的にカードリッジを交換したりメンテナンスが必要なもの、浄水効果のあるカードリッジを入れたポットに水道水を入れて置いて置くもの、中にはアルカリイオン水や水素水を生成する高機能なタイプもあります。機能により価格も異なりますが、水道水を美味しい水に換えてくれ、料理などにも活用出来るので、普段から水を多く飲む人や料理をする人にはオススメです。
ミネラルウォーターを購入する
水だけで飲むことはあまりしない、という人なら、飲み水はその都度購入すると良いでしょう。インターネットなどでまとめ買いをすると1本当たりの料金が安くなりお得です。ボトルを購入すれば、スーパーで無料で天然水を汲みにいけるところもあります。重いので、手間と体力はかかってしまいますが、そもそも水を飲む事が少ないという人にはピッタリですね。
ウォーターサーバーを導入する
会社やお店などでも多く導入されているウォーターサーバーを、自宅に導入するという人が増えています。一般的に純水と呼ばれる水道水を高濃度なフィルターでろ過したものか、天然水のどちらかを選ぶことが出来ます。硬水や軟水、産地などのこだわりがある人向けです。設置するスペースと、電気代が1,000円程かかることが一般的ですが、冷たい水と温かいお湯がいつでも出るので、いちいちお湯を沸かす手間が省け便利です。
湧き水を汲みにいく
車と時間が必要ですが、湧き水が出ている場所まで、定期的に水を汲みにいく方法もあります。街中から離れた場所が多いようですが、自由に湧き水を汲める場所はたくさん存在します。休日は行列が出来るほど人気なので、車を持っていて時間に余裕が無いと難しいですね。しかし、湧き水なのでとても美味しく、身体にも良いのでオススメな方法です。無料で汲み放題、ということも魅力の一つですね。
飲み水にも気を遣う時代
高度成長期に極端に汚染された水質に比べると、日本の水源はかなり綺麗になりました。しかし、それでも水に対して「美味しい水を飲みたい」と考える人は多いようです。無味と言われる水だからこそ、カルキやサビの臭いはどうしても気になってしまいます。現代は体質なども複雑化していますし、特に小さな子どものいるご家庭では水に気を遣っているところも多いですね。飲み水を変えたら身体の調子が良くなったというのはよく聞く話です。それぞれ相性がありますから、自分に合う水を見つけて、身体の中から健康になりましょう。