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その冷凍待った!そのまま冷凍出来ない食材

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自宅で料理をする人なら、スーパーで食材を買って来て冷凍保存しておくのは大切な知恵です。冷蔵保存するよりも長持ちしますし、まとめ買いをすることが出来るのでとっても経済的ですよね。食材によっては、冷凍保存することによって栄養価がアップするものもあるので、主婦の方はもちろん、一人暮らしの自炊派さんにとっても強い味方です。

食材をムダにしないためにも冷凍前に確認を

とはいえ、何でもかんでもそのまま冷凍出来るわけではありません。冷凍することによって生じるデメリットもあります。食感が変わったり、冷凍方法を間違えると、とても食べられるものにならないこともあり、食材をムダにしてしまうことになります。それではもったいないですよね。そこで今回は、そのままでは冷凍出来ない食材や、冷凍する際の注意点をまとめました。

水分の多い生野菜

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トマトやレタス、キャベツなど、水分が多い生野菜は冷凍して解凍すると組織が破壊されてベチャベチャになってしまいます。食べられないわけではありませんが、冷凍前の状態に戻すことは出来ません。そのため、スープや炒め物など、加熱調理用として使うようにしましょう。サラダなどにしてそのまま食べたい場合は、完全に解凍せず、半解凍でシャリシャリの食感を残して食べるといいですね。また、冷凍する場合はなるべく水分を切ってからジップロックなどに入れてしっかり密閉し、空気に触れないように素早く冷凍させることが大切です。

じゃがいも

冷凍NGと言われる野菜代表、じゃがいも。じゃがいもも水分が多いので、冷凍させてしまうとパサパサになってしまいます。こうした芋類を冷凍させる場合は、マッシュポテトにしたり、一度加熱処理しておく必要があります。手間はかかりますが、こうすることによって解凍した時も食感が極端に変わることが無いので、下処理は必ず行いましょう。しかし、じゃがいもは新聞紙に包んで暗い場所に置いておくだけでも充分長持ちさせることが出来るので、必ずしも冷凍させておく必要はないかもしれませんね。

繊維質が多い野菜

ゴボウやフキには繊維が多く含まれています。食物繊維は身体に良いので、積極的に摂るようにしたいものですが、冷凍保存はあまりオススメ出来ません。シャキシャキとした食感が失われてしまうので、長期保存したい場合は、調理した後に冷凍するといいでしょう。それでも多少の食感の変化はありますので、それを理解した上で冷凍しましょうね。

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生卵とゆで卵は冷凍すると上手く解凍されなかったり、食感がゴムのようになって食べられなくなってしまいます。卵を冷凍する場合は、そぼろや錦糸卵に加工してから冷凍させましょう。基本的には冷蔵保存して、賞味期限前には使い切りたいですね。ちなみにゆで卵なら、1ヶ月程度は冷蔵保存することが出来るので、冷凍する必要はありません。また、同じ卵として、マヨネーズは冷凍することが出来ませんので注意しましょう。

牛乳

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牛乳は成分が分離してしまうので、そのまま冷凍することが出来ません。シャーベットにしたり、ホワイトソースに加工すれば冷凍は可能です。作り置きしておけば、シチューやグラタンを作る時に便利ですよ。

こんにゃく

こんにゃくの賞味期限は他の食材に比べて30~90日と長めになっています。しかし、それはあくまでも開封前のこと。一度開封すると、すぐ使い切らないと悪くなってしまいます。人数がいればいいですが、1~2人前だと一度に使い切れないこともありますよね。ただ、こんにゃくは冷凍するとゴムのような食感になり、美味しく食べることが出来なくなってしまいます。そのため、煮物などにして冷蔵しておいたり、とにかく早めに食べきるより他はありませんので注意しましょう。

薬味

しょうが、わさび、ネギなど、薬味として使う食材の冷凍は、薬味としての風味が失われてしまうので、加熱用の食材として使うなら冷凍してもいいかもしれません。自宅用の冷凍庫ではどうしても冷凍するのに時間がかかってしまうので、どうしても冷凍したものを長く使いたい、というのであれば、冷凍されているものを購入すると良いでしょう。

冷蔵・冷凍を上手く使い分けよう

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いかがでしたか?なんでもかんでも冷凍すればいい、というわけではありません。食費を抑えたい、と考えているなら、自己判断で冷凍する前に、初めての食材は一度冷凍出来るか調べるようにしましょう。また、冷凍しているからといっていつまでも保存出来るというわけではありません。長く保存すればそれだけ味も落ちてしまうので、なるべくなら1ヶ月程度で使い切るようにしたいものですね。冷凍した方がいい食材、冷蔵した方がいい食材とそれぞれなので、調べるクセを付けると失敗せずに済みますよ。

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