一人暮らしでもペットが飼いたい~ベタ編~
インテリアなどにもこだわるオシャレな人にピッタリなペット、ベタ。ベタはペットショップなどでよく瓶に入れられて売られている色鮮やかな熱帯魚です。名前は知らなくても、一度は目にしたことがある人は多いはず。何かペットを飼いたいけれど、手間のかかるお世話に自信が無いという人にも、ベタはとてもオススメです。
もくじ
色鮮やかなベタ
熱帯魚は長年一定の人気を保ち続けています。熱帯魚を眺めながら食事が出来るレストランも珍しくありませんよね。それほど、熱帯魚を眺めていると心癒される人が多いようです。水の中でゆらゆら泳ぐその姿は、優雅で涼しげ。しかし、熱帯魚といえば設備などにお金も手間もかかるイメージがありますよね。ベタは、そんな熱帯魚のイメージを覆してくれるペットです。
そこで今回は、忙しい一人暮らしでも飼いやすい熱帯魚、ベタの魅力をたっぷりご紹介します。
お金がかからない
ベタは手に入れやすく、価格も数百円~1,000円程度で売られています。エサも高くなく、冬場はヒーターを用意する必要があるくらいで、さほどお金がかかりません。熱帯魚なので、動物のように遊んであげたり、予防接種などももちろん不要。ペットとしてはあまりお金も手間もかからないと言えますね。
魅力的な外見
一般的に私たちが店頭で見かけるベタは「トラディショナルベタ」と呼ばれる種類のものです。長いヒレが特徴的で、色も赤・青・緑・橙・紫など、ハッキリとした原色でカラフル。インテリアの一部にもなるオシャレな熱帯魚です。好きな色のベタを選ぶことが出来ますし、長いヒレがゆらゆら動いて見ていて飽きません。
ベタは闘魚
ベタは、その優雅な見た目とは裏腹に、闘魚とも呼ばれています。特にオス同士での縄張り争いは激しく、同じ水槽に入れると、どちらかが死んでしまうまで闘うと言われています。オスとメスであっても、相性が悪いと同じように闘う為、繁殖目的でない限り、1つの水槽につき1匹で飼育するのが基本です。
人に懐きやすい
闘魚とは言われていますが、1匹での暮らしぶりを眺めていると、意外とのんびりしています。底でじっとして眠っていたり、そこまで活発な動きをすることはありません。基本的に1匹でしか飼えない上に、野生でも1匹での行動が基本なのですが、人が近づくと寄って来たり、とっても可愛い行動をしてくれます。闘魚と呼ばれながら、そんな意外な一面も見せてくれるのもベタの魅力ですね。
寿命
ベタの寿命は約2~3年と言われています。店頭で販売されているベタは若くても約生後半年のものが多いので、実質一緒にいられるのは1年~長くても2年半といったところでしょう。年を取ったベタは、見た目がゴツゴツしていたり、身体が痩せていたり、ヒレにハリが無かったりするので、選ぶ時の参考にしてみてください。
瓶で売られているけれど、瓶よりは広めの水槽を
ベタは一般的に小さな瓶に入れられて販売されています。コップや瓶でも飼育することが出来ますが、それでは少し狭いので、瓶なら大きめのものを。大きな水槽を用意する必要はありませんが、身体に対して少し泳ぎ回れるスペースのある入れ物を用意してあげましょう。また、20センチくらいの小さな水槽でも良いですね。あまり小さすぎるとすぐに水も汚れてしまいますし、ベタ自身も窮屈なので気をつけましょう。ジャンプ力もあるので、通気性の良い蓋があるタイプを選ぶのがベストです。
酸素不足に強い熱帯魚
ベタは、もともと流れの無い池や沼に生息している熱帯魚です。流れが無いということは、それだけ酸素が入りにくい環境です。酸素不足の場所でも生きていけるように進化を遂げてきました。一般的な熱帯魚の飼育に必要なエアーポンプが無くても飼育が出来ます。しかし、その分水質や温度の変化には弱いので、水を替える時や冬場などは注意が必要です。寒くなって来たら水温も下がるので、冬場はヒーターで一定の温度を保つようにしましょう。
定期的にフレアリングを
フレアリングとは、威嚇の事です。他のベタを水槽越しに合わせたり、ベタに鏡を見せると、ヒレを広げて威嚇します。ベタは怒っているのですが、その姿はとても綺麗で見入ってしまいます。このフレアリングを定期的にさせないと、長いヒレが身体に癒着して広げられなくなってしまうので、可能であれば1日1回、10分程度を目安に続けてあげましょう。長い時間やっているとベタにとってもストレスとなるので、やり過ぎにはくれぐれもご注意を。
水換えのポイント
ベタは水質の変化に弱いので、1度に全ての水を交換するのは絶対にNGです。水道水を2日程置き、カルキを飛ばしてから行います。水が冷たい場合は温度調節も行いましょう。水槽に入っている4分の1くらいの水を抜き、そこに継ぎ足すようにします。フンやエサの食べ残しはスポイトなどで取って綺麗にしてあげます。水換えのペースは汚れ具合にもよりますが2週間に1度程度で充分です。頻繁に行う必要が無いので、あまり手がかかりません。
エサの頻度
理想は、1日1~2回を目安に、ベタ用の顆粒のエサを3~5粒程度あげることです。しかし、数日間家を留守にすることもありますよね。ベタが絶食状態に耐えられるのは5日程度を言われています。しかし、あまり手がかからないからと言っても生き物ですから、毎日エサはあげたいもの。2日以上留守にする予定があるなら、知人等に預けて、エサだけあげてもらうようにしてあげたいところですね。
飼いやすい熱帯魚、ベタ
いかがでしたか?ベタの事を知ると、熱帯魚のイメージがガラッと変わりますよね。熱帯魚はオシャレで飼いたいけど大変そう・・・と思っている人には、まずはベタの飼育から初めてみてはいかがでしょうか。犬や猫に比べて感情が無いと思われがちですが、一緒に暮らしていると愛着がわく、とっても可愛いペットですよ。