困ったときの助け合い「寄付」してみよう。いろんな方法でできるお手軽寄付

災害はいつ起きるか分かりません。つい先日2016年4月にも熊本県で地震が発生、現在も避難生活を続けている方がいらっしゃいます。また、2011年の東日本大震災の被災者の中には未だ仮設住宅で生活している方もいます。困っている人を助けたい、その心を形にする方法の一つが寄付です。現在では様々な方法で寄付をする事ができるんですよ！

今回は、銀行に行かなくても街角で募金箱を探さなくてもできるお手軽にできる寄付の方法をご紹介します。

街頭募金もテレビで呼びかける義援金も赤十字に送られる

募金活動というとコンビニのレジの横や街角で学生達が中心になって行っているイメージがありますね。大きな災害のときにはテレビ局や新聞で大々的に募金を呼びかけ、賛同者がそれぞれの指定口座に振込や現金の持ち込み等をしています。

さて、こうして集まったお金はそれぞれの企業等が直接自治体に届ける訳ではありません。各社が募金を独自の活動で利用される場合もありますが、大災害の義援金の場合ほとんどが一旦日本赤十字社に送られ、赤十字社を通じて被災地へ配分されます。「赤十字」というと献血を思い浮かべる方も多いと思いますが国内外の支援活動や社会福祉の活動など世界中の苦しんでいる人を救う活動をしています。

赤十字に直接寄付する方法

赤十字が義援金の窓口になるのなら、最初からそこに寄付したらいい！って思いませんか？赤十字では様々な方法で寄付ができるようになっていますのでご紹介しますね。

●クレジットカードを利用する

パソコンかスマートフォンとクレジットカードを持っていればネットで簡単に寄付をすることができます。(寄附金額は2,000円以上)赤十字のホームページの「寄付する」という項目から「クレジットカードで寄付する」を選びカード情報、金額、寄付者情報を入力すれば終了です。ネットショッピングをしたことがある方なら5分程度で手続きを終えることができます。

●コンビニ端末を利用して寄付する

ファミリーマート、ローソンの端末を使って寄付できます。タッチパネルで募金先(赤十字以外の寄付先もあり)、募金額(500円以上)を選び、発行される申込券をもってレジで支払います。手数料は不要です。ローソンからの寄付の場合、寄付後赤十字に｢申込番号｣「住所」「氏名」を連絡すると受領証（寄付金控除(所得控除)を受けるときに必要になります）が後日送付されます。また、ファミリーマートでの寄付では受領証は発行できません。

●各種カードのポイントを利用して寄付する

現在はお買い物をするとポイントをためて次のお買い物に使える「ポイントプログラム」のあるカードやサービスを提供しているショッピングサイトもあります。その中の約17のプログラムではたまったポイントを寄付することができます。

代表的なポイントプログラムでいえば「T-point(ヤフーショッピングなど)」と「楽天スーパーポイント(楽天ショッピング)」からも寄付可能です。セールで付与される特別ポイントなどはポイント利用期間が限定(付与後1か月以内)の場合も多く使いきれない時はこのポイントが無効になる前に寄付してしまって使ってもらうことができますね。こちらもそれぞれのポイントカードのホームページから寄付することになるのでインターネットに接続する必要があります。

●楽天銀行を利用する

楽天銀行はネットバンクの一つです。以下の口座にネットバンクやATMから通常の銀行振り込みで寄付ができます。
楽天銀行・マーチ支店
口座番号：普通預金7009729
口座名義：「日本赤十字社」

●郵便振替を利用する

郵便局に備え付けの振替用紙で窓口かATMで寄付金を送金します。
口座番号：00110-2-5606
口座名義：日本赤十字社

窓口では振込手数料はかかりませんが、ATMを利用した送金では振込手数料がかかる場合があります。受領証が必要な場合は、通信欄に「受領証希望」と付記してください。

寄付金の使用使途を指定できる

寄付をするときには何に使われるかが気になりますよね。赤十字のホームページから寄付する場合はある程度使用目的を指定できます。2016年5月現在は「東日本大震災」「熊本地震災害」「中東人道危機救援金」「2016年エクアドル地震救援金」の4種類です。赤十字の活動そのものの支援として目的を指定せずに寄付することもできます。

赤十字に2,000円以上寄付をした時のメリット

寄付をしてメリットというのも変ですが、寄付に関しては税金の控除を受けることや方法によってちょっぴりだけど街角募金よりは「お得感」を感じることができますよ！

★寄付をするとちょっぴり税金が返ってくる

さて、赤十字などの特定の機関への寄付金は確定申告をすると所得税の控除が受けられます。

その年に寄付した金額－2,000円＝寄付金控除

で所得税控除対象ですのでちょっぴり頑張って寄付をした時は「受領証」を大切にとっておき確定申告をしてみましょう。最近は確定申告もネットで申告書を作成、郵送するだけで完了しますので、税務署の大行列を心配する必要もありませんよ！

★クレジットポイントもつきますよ！

クレジットカードで寄付をした場合は使用するクレジットカードにポイントサービスがあればお買い物をした時と同じようにポイントが付きます。

こんな時に思い出してね！

もし、「ポイント有効期限が迫っています」というメールを受け取ったときやコンビニでちょっと時間つぶしをしているとき、パソコンでネットサーフィンをする機会があれば赤十字での寄付ご検討してみてください。私たちが寄付するといってもたくさんのお金を送ることはできないかもしれません。でも、その少しずつを集めることによってちょっとでも困った人のお手伝いができたらうれしいですよね。

赤十字のホームページはこちら
↓
http://www.jrc.or.jp/contribute/