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延長コードで発火事例も!安全な「コンセントの使い方」とは?

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延長コードコンセントの正しい使い方をご存知ですか?お掃除で「トラッキング」という発火減少を防ぐことはすでにご存じの方も多いと思いますが、つなぎ方にも注意が必要ですよ!

今や延長コードは必需品

延長コード

最近はパソコンや携帯電話、音楽プレーヤーの充電などでとかくコンセントの数が足りない!延長コードはもはや生活必需品の一つといえます。電気店では省エネのためのスイッチがついていたり、雷ガードがついていたりと高機能なのはわかります。しかし電気店で購入しようと思えば機能が付いていなくても数百円、高機能のものだと千円から数千円というものまであります。

素人には値段の違いよりも「いくつの機械がつなげるか?」のほうが重要です。しかも延長コードは百均でも購入可能、あとちょっと長さが必要な家電をつないだり、コンセントが家具の後ろにくる場合には1メートル程度で1-3個の口が付いた百均のものが「ちょっと使い」にちょうどいい気がしてくるのです。

延長コードはどこで買う?100均は便利グッズがいっぱい!

100円ショップには生活雑貨や消耗品、インテリアに利用できる小物までそろっています。かわいい紙皿や紙コップなど最近は女性向けのブランドとのコラボレーションデザインもあるので、パーティーやバーベキューの時には本当に便利!盛り上がりに使うパーティーグッズ、クラッカーもその時だけのものなので安価に手に入ると嬉しいです。しかし、延長コードも含めて商品の一部には使用時に気をつけなければいけないものもあるようです。

過去にリコール対象になった百均延長コード

リコール対象

一部の百均の延長コードにスパークが起きる可能性があり平成27年9月には自主回収対象になったものがあり、消費者庁も注意を呼びかけています。海外で生産されたもので原因は調査中ですが、製造過程の不具合により使用中に発煙、発火の恐れがあります。もし、百均で買った延長コードをお持ちの方は、一度商品の安全性を確認してみましょう。

消費者庁サイトはこちら

http://www.recall.go.jp/new/detail.php?rcl=00000013520

正しいコンセント・延長コードの使い方

コンセントや延長コードには上限があります。延長コードにはよく見ると「1500W」や「125V15A」などの記載があり、「1500W」は1500ワットまで、「125V15A」150ボルト以下で15アンペア以下で使うという意味です。コンセントは20Aを超えるとブレーカーが落ちる仕組みになっています。

「V」も「A」も「W」も分からなーい!!って叫びたくなりますよね。

教科書的に言えば消費電力W(ワット) = 電圧V(ボルト) × 電流A(アンペア) だそうです。(これも、ワカラナイ・・・)目安としては延長コードもコンセントも1500W(ワット)以内で使うといいようですが、コンセントは上下2個で1500W、延長コードもつなぐ口が複数個あってもトータルで1500Wになります。

電化製品のワット数って?

身近な電化製品の消費電力はどのくらいなんでしょう?
携帯電話の充電        15W
DVDレコーダ-      10W
コンパクトデジカメ充電 3~4W
ノートパソコン     50~120W
テレビ 30型     70~100W

なんとなく2つか3つの家電をつないでも大丈夫な感じがしますね。
しかし家の中には1000W以上を消費する電化製品もあります。

最大で1000W以上の家電

電子レンジ   600~1300W
トースター   1200~1350W
ホットプレート 1300~1500W
電気ポット   700~1000W
アイロン    1200~1400W
ヘアドライヤー 600~1500W
掃除機     1000~1100W
エアコン    45~2000W
IH調理器    3000W

目安としては「熱く」する機械はたくさんの電気が必要だということが分かりますね。IHやエアコンなどは電気店が設置してくれ、専用コンセントがついているので、あまり気を付ける必要がありません。しかし、それ以外の家電、ヘアドライヤーやアイロン、ホットプレートなどは場合によってはそれらを使っているときはコンセントや延長コードを占有しないといけないということが分かります。

ブレーカーがあるから大丈夫!は間違い

ブレーカー

さて、「電気を使いすぎたらブレーカーが落ちるから大丈夫!」と思っていませんか?賃貸などでは電子レンジを使いながらドライヤーを使ったらブレーカーが落ちた、という話もよく聞きます。ブレーカーは20A(だいたいでいうと2000W)ですので、電子レンジ1300W+ドライヤー1000Wでオーバーします。しかし、ブレーカーが落ちなくても延長コードやコンセント(2つで)は1500Wまで、ブレーカーが落ちなくても1500W以上を使い続けることでコードの発火やショートなどの事故につながります。

対策は?

ひとたび火災が起きればその金額的な損害も甚大、自分たちだけではなく近隣の人に被害が及ぶ可能性もあります。それを防ぐためにはやはり延長コードといえども家の「設備」と考える必要があります。

家庭でできる手軽で確実な方法はブレーカー付電源タップを経由して全ての家電を使う事です。ブレーカー付電源タップとは、延長コードのコンセント部分にブレーカーがついているので延長コードのコンセントで1500Wを超えるとタップ内のブレーカーが落ちます。落ちた電源はスイッチ一つで復帰できますのでコンセント(自宅側)の設備に負担をかけることはありません。

便利さの中に危険が無いか再確認を

生活が便利になるにつれて家の中には家電がどんどん増えていきます。一方、コンセントには限りがあり増設も難しいですよね。結果として、タコ足配線になってしまったりしていますが、やはり危険が伴うことを再認識して安全に使っていきたいですね。

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