家賃がその地域の相場より安いのはマイナス的要因だけではない!?
賃貸物件を探していると、稀に相場より明らかに安い物件と巡り合うことがあります。
部屋の広さや設備、駅からの距離も他の物件と比べて問題がない。
築年数から見ても、こんなに安いはずはないのに……
心理的瑕疵あり物件とは
ここですぐに思いつくのは、自殺や殺人があった事故物件の危険性ですよね。
もちろんそういった物件もあると思います。
そういった物件を心理的瑕疵あり物件と言います。
「心理的瑕疵」は「しんりてきかし」と読みます
ちなみに心理的瑕疵あり物件に当てはまる例は下記になります。
- 過去に「自殺・殺人」などがあった。
- 過去に「事件や事故による死亡」などがあった。
- 過去に周辺で「事件・事故・火災」等があった。
- 物件の周辺に「嫌悪施設」がある。
- 物件の周辺に「指定暴力団等の事務所」がある。
※嫌悪施設とは、葬儀場や葬儀場、原子力発電所等や工場、刑務所、風俗営業店などを言います。
しかし実は相場より安くなっている物件がすべて上記のようなマイナス的要因だけではないのです。
マイナス要因ではなく、家賃が安い理由
ではマイナス要因以外で家賃が相場より安くなる理由はなんなのか、例を下記に記載しました。
- 大家さんの方針で相場より安く設定している。他の類似物件よりも家賃を安く設定し、満室状態を維持したい。空室期間を出したくない。安くしても問題なく利益を出せる経営状態の大家さんである。
- 大家さんが物件を通常の相場よりも安く購入できたため、その家賃でも利益を確保できる。また大家さんのローンの支払金額が小さいので、家賃が安くても経営が成り立っている。
- 大家さんのローンが完済しているので、相場より家賃を下げても経営が成り立つ。
上記のように物件や周辺環境の問題だけでなく、大家さんの経営方針で相場よりも家賃が安くなっている物件も多くあります。
そういった物件に出会うためには、情報提供スピードが速い信頼できる不動産屋さんと出会えるかが重要です。