狭い部屋を広く見せるテクニック
一人暮らしの部屋の場合、ワンルームや1Kといった間取りが一般的です。6~8帖の部屋では、内覧の時には広く感じても、実際に家具を置くとどうしても狭い印象になりがちです。とはいえ、広い部屋を借りるとその分家賃は高くなってしまいますし、学校や仕事に忙しい人なら、日中ほとんどの時間を留守にすることになり、家賃が高くなっては経済的ではありませんよね。そこで今回は、狭い部屋でも広々と見せるテクニックをご紹介します。
もくじ
広い部屋にはデメリットもあります
広々とした部屋での暮らしは憧れますよね。どんな部屋に住みたいか問われたら、多くの人が、今より広い部屋を思い浮かべるのではないでしょうか。しかし、部屋が広いことは何も良い事ばかりではありません。エアコンが効くのには時間がかかり、その分電気代もかかりますし、掃除も大変です。部屋数が多ければ、その分照明にもお金がかかりますよね。その点、狭い部屋はこうした心配は少なくてすみます。狭い部屋のメリットはそのままに、部屋を少しでも広く見せることが出来れば、まさに一石二鳥です。
家具の色味を統一させる
家具やカーテンなど、なるべく同系色のものでまとめましょう。色味を統一させると、空間にまとまりが出て、すっきりと見せてくれます。沢山の色があると乱雑な印象になってしまいます。特にホワイトカラーは広く見せる効果がありますから、ホワイトを基調とした部屋にすると、驚く程広く見せることが出来ます。ポイントで自分の好きなカラーを入れるのも楽しいですね。また清潔感があるので、男性にもオススメです。黒などの重量感のある色は圧迫感を与えてしまうので避けた方がいいでしょう。
大きな鏡を置く
大きな鏡を置く事で、映り込んだ対面が奥行きがあるように見せてくれ、広い空間を演出することが出来ます。ミラーマジック効果といって、狭い店舗でもよく使われている方法です。フレームや質感なども、部屋の雰囲気に合わせるとより良いでしょう。
背の低い家具を選ぶ
ベッドやテーブルなどは、背の低いタイプを選びましょう。天井が高く感じられ、壁の面積も広くとることが出来るので、広々とした空間になります。
家具はまとめて配置する
棚などの背の高い家具は壁にぴったりと寄せ、高さを揃えるとすっきりと見えます。狭い部屋にベッド、ソファー、テーブル、机などをごちゃごちゃ置くと足の踏み場が無くなってしまいますので、壁面に寄せるように配置しましょう。
家具は必要最低限のもので充分
ベッド、テーブル、テレビボード、チェスト・・・収納機能の多さにもよりますが、家具はあまり増やさず、必要最低限に留めておけばそれだけ部屋を広く使うことが出来ます。どうしてもベッドもソファーも置きたい!というなら、伸張式の家具を使ってみてはいかがでしょうか。最近では多機能の伸張式家具も増えてきました。一見ソファーにしか見えないのに、伸張してベッドに形を変えるもの、チェストになっていても、広げると広いテーブルになる家具など、様々な家具があります。アレコレ家具を増やすより、1つで複数の機能を持つ家具にしてみる方が便利ですよね。
床面を多く見せる
床全体を隠してしまう大きめのラグやカーペットは、部屋を狭く見せてしまいます。床面積を広くとった方が広々と見えるので、ラグなどを敷く場合は少し小さめのものにしましょう。もちろん、色は濃淡色ではなく、淡い色にすることが基本です。
光を入れる
たっぷりと光が入って来る部屋なら、それだけで部屋は広く見えます。角部屋などであれば、2面から自然光が入って来ますね。そのため、窓辺などには光を遮る家具は置かないようにしましょう。窓が小さかったり、どうしても部屋に自然光が入ってきづらい場合は、暖かみのあるオレンジの照明を使うと良いですね。間接照明も奥行きが出るのでオススメです。
ゴチャゴチャしている部分は隠す
収納棚など、見た目にゴチャゴチャしているところは、思い切って隠してしまいましょう。つっぱり棒でカフェカーテンを掛けたり、扉のある収納にすると、外から見えずスッキリとします。本棚などなら、本の高さを揃えて綺麗に収納すると、見た目にも綺麗です。
まとめ
電気代がかからない、掃除が楽・・・などといった狭い部屋のメリットはそのままに、部屋を広く見せることが出来れば、毎日の暮らしも楽しくなりますよね。せっかく広い部屋を借りても、物や色がたくさんあれば部屋は狭く見えてしまいます。いつか憧れの広い部屋に移り住んだ時、より広い空間を演出出来るように、狭い部屋で練習しておきましょう。すっきりと居心地の良い部屋にすれば、遊びに来た友人や恋人からの株も上がること間違い無しです。