意外と良いかも？！駅から遠い物件のメリット

お部屋探しをする時、条件として駅から◯分以内などと指定する人は多いでしょう。多くの人がなるべく駅から近い物件を探すのではないでしょうか。駅から20分以上かかる…歩けなくはないけれど、20分って結構かかりますよね。もちろん駅が近ければ、それだけ家でゆっくり出来る時間も増えますし、天気が悪い時は雨にあまり濡れず駅にたどり着くことが出来ます。しかし、駅から遠い物件でも、見方を変えれば意外と良いところもあるんです。そこで今回は、敬遠されがちな駅から遠い物件についてご紹介します。

駅から遠いってどのくらいから？

駅から遠い物件って、徒歩何分以上の物件を指すのでしょうか？駅近物件にしてもそうですが、特に定義は決まっていません。駅近というと一般的に徒歩10分圏内といったところでしょうか。駅から遠いとなると、15分以上くらいからという感覚を持っている人が多いようです。ちなみに不動産で提示している徒歩◯分という情報は、駅からの距離80メートルにつき1分という計算の元で算出されています。そのため、実際に歩いてみると坂道や信号が多かったりと、表示されている時間より長くかかってしまうことも多いです。歩くスピードも人それぞれですよね。不動産の表示をそのまま鵜呑みにせず、実際に自分で駅まで歩いてみるのが一番いいでしょう。

駅から遠い物件のメリット

駅から遠いというと、どちらかといえばネガティブな印象を持つ人が多いですよね。通学通勤に余計な時間がかかる、暗い夜道を歩くという防犯面での不安、周囲に何も商業施設がない・・・など。駅近物件の人気が高いことを考えると、もちろんこうした特徴はデメリットとして捉えられるのは当然なのですが、意外と良いところの裏返しでもあります。駅から遠い物件のメリットは下記の通りです。

バス停が近ければ意外と便利

駅からは遠くても、近くにバス停があれば案外便利だったりします。バス路線によっては、徒歩で最寄り駅まで歩き、そこから電車で目的地まで行くより、自宅最寄りのバス停から1本で行けることもあります。路線や区画によっては、バス移動の方が安いことも。渋滞に巻き込まれることもありますが、それは電車も事故などがあれば同じ事ですよね。

繁華街から離れているので静か

大きい道路に面していたり、栄えている場所から離れている住宅街などであれば、比較的静かに暮らすことが出来ます。どうしても繁華街だと人が多いので、それだけ不審者や犯罪も多くなってしまうのですが、駅から遠いところは治安が良いところが多いです。夜に車やバイク、電車などの音に悩まされる心配がないということは大きなメリットになりますね。休日くらいは静かな環境で暮らしたいという人にはピッタリです。

付加価値が低いので家賃が安い

駅から遠いということは、不動産業界としては付加価値が低いと判断されます。その為、同じような間取りでも、駅から遠いところにある方が家賃は安くなります。徒歩距離がたった5分10分違うだけで、お得に部屋を借りることが出来ますよ。賃貸契約の時に家賃交渉がしやすいポイントにもなります。

コンビニやスーパー、八百屋は意外と近くにある

駅に近くなくても、規模はさほど大きくないかもしれませんが、生活に必要なものを扱うお店は大概あるものです。地域に昔からある八百屋さんや魚屋さんなどは、大手商業施設とは違い値段も良心的。コンビニやドラッグストアなんかは結構どこにでもありますよね。また、最近は何でもインターネットで購入出来るので、必要な時に日用品が揃うなら、普段の生活ではさほど影響は無いのではないでしょうか。ムダ使いをしなくていいので、節約にもなります。

自転車があればより快適

バス停も近くになく、これといってお店も無い・・・という場合は、自転車を使ってみるといいでしょう。天気の悪い日は乗れませんが、例えば徒歩20分の場所に行きたい時、自転車であれば半分以下の時間で目的地に到着することもできます。駅から近い物件だと、自転車置き場でも結構な金額を支払わなければいけないこともありますが、駅から遠い物件は自転車置き場も低価格、または無料にしているところも増えます。サイクリング気分で行動範囲も広がりますし、運動にもなりますよ。

自分に合いそうなら検討してみて

いかがでしたか？駅から遠い物件にも良いところはたくさんあります。同じ家賃でもグレードが良い物件に住みたい、というなら、駅から多少遠い物件でも良いのではないでしょうか。最初は面倒だったけど、住めば都、なんてこともありますから、最初から敬遠せず、まずは検討してみましょう。ほんの少し徒歩時間を長くするだけで、自分にピッタリのお部屋が見つかるかもしれません。