簡単にできるおうち燻製は大人も子供もおいしく食べれる!ダンボールで作れる燻製器もご紹介!
春から夏にかけてはバーベキューを楽しむ方が多いですね。本格的なキャンプ用品もお手軽な値段で手に入るようになりましたので、少しずつ揃えて本格的なアウトドアを楽しむ人も増えています。バーベキューを楽しむとき、燻製も一緒に作ってみてはいかがですか?
もくじ
燻製は昔は保存食、今は香りを楽しむフレッシュフード
もともと燻製は塩漬けにした肉や魚などを煙でいぶすことで、長期間の保存を可能にする保存食です。燻製の煙には有機酸やフェノール化合物などが含まれているためそれらの働きで殺菌、風味付けができたのですね!現在では冷蔵技術が発達したため、保存食として燻製を作るよりは軽く煙の香りをつけておいしく食べる方が増えています。
燻製は簡単に作れる!
長期保存が目的でしたら熟成などの下処理もしっかり行う必要がありますが、お手軽にスモークするだけの燻製はキャンプ場や自宅のお庭でで簡単に作ることができます。慣れた方なら自宅で作る方もいらっしゃるほどですが、家のワンフロア―がかなり素敵な燻製の匂いに満たされますのでその点は注意が必要です。
バーベキューコンロで燻製を作る
さて、一番お手軽に燻製を楽しむならフードのついたマルチタイプのバーベキューコンロを使っていぶすことです。 炭の上に燻製用のピート(アウトドアグッズ店やホームセンターで売っています)を置いて網に乗せたお肉やお魚の上からフードをかぶせておきます。焼き肉用のお肉なら10分程度でジャーキーのようなフレーバーに仕上がりますよ!フードつきのバーベキューコンロをお持ちでない場合は、食材を焼き網に乗せたらその上からステンレスボールをかぶせてください。燻製後は当然熱くなっているので気をつけることと、ボールの内側は燻煙がこびりつきますので普段あまり使わないボールにしてくださいね。
バーベキューコンロで燻製を作るのにおススメの食材
簡単にその場で食べきるための燻製の場合はどんな食材でも構いません。焼肉用のお肉(厚さ5ミリ程度)でも構いません。チーズやウインナー、ちくわ、お刺身用の魚介類なんでもOKですが、脂身の少ないお肉を使ってください。ばら肉などは脂が落ちて隅に火がついてしまいうまくいぶせなくなります。
下処理での注意点
●食材の水分をできる限り取り除いておくことが大切です。 キッチンペーパーで極力水分を取った後、冷蔵庫などで少し乾燥させます。食品用の脱水シート「ぴちっとシート」で食材を包んで1時間程度置いておくとベストな状態になります。
スモーク中の注意点
食材の脂分によっては炭やピートに火がついてしまいます。その場合はすぐに火を消してください。でないとコンロ内が大火事に…食材が丸焦げになってしまいます。
出来立てよりも30分から1時間後がうまい!
簡易燻製の場合できたよりも冷めて全体にスモークが行きわたった後のほうがおいしく感じます。目安としては30分程度ですので燻製器から取り出したらちょっとスモークの香りが落ち着くまで待ちましょう!
挑戦しよう!ダンボール燻製器
さて、もうちょっと本格的に燻製を楽しみたい方、おうちでベーコンを作りたい!お魚のスモークが食べたい!という方はダンボール燻製器がおススメです。ホームセンターには簡易キットもありますが、その辺にあるダンボールできちんとした燻製器を作れるんですよ!
【材料】
●お好みのサイズのダンボール
●目張り用のガムテープ
●バーベキュー用の網
●網を支えるための細い木軸かバーベキュー用の串
●アルミ皿
●スモークウッド
【作り方】
1.ダンボールは食材の出し入れがしやすいように観音開きになるようにセットします。
2.箱の内側と外側の段ボールの重なる部分をガムテープで目張りします。
3.ダンボール下側5センチ程度のところに空気穴をキリや目打ちで空けておきます。
4.ダンボールの適当な高さの位置に食材を乗せる網を取り付ける木材を2本平行に通します
完成!
【使い方】
一番下にはアルミ皿をセットしそこに火のついたスモークウッドを乗せます。上部の2本の木材に網を乗せ食材をセットしたら大き目のお肉やお魚などをスモークすることができます。
このダンボール燻製器は意外に耐久性があるので1つ作っておくとワンシーズンは使えますよ!
こちら作り方の動画になっていますのでご参考まで!
キャンプでも自宅でも大好評の燻製
牛肉の腿のかたまり肉や、水分を抜いて熟成させた鶏肉などを燻製にするとそれはそれはオイシイ燻製が出来上がります。ついついお酒やワインが進んでしまうのでお酒好きの方は要注意ですよ!また、子供が喜ぶのが、ゆで卵、ちくわ、チーズ、ウインナーの燻製です。チーズはひと口大の棒状にして、そのほかの食材は10分くらいでスモークできますので子供連れのキャンプでは次々に作ってもあっという間になくなってしまいます。ダンボールは軽いのでキャンプ場にも持っていけますし、お庭で燻製を楽しむこともできるんですよ!火にはちょっぴり気を付ける必要がありますが、本格スモークを体験してみてください。