こんな不動産会社には注意!悪質業者を見分けるポイント
これから数年間住む家を決める重要なお部屋探し。不動産会社選びも同じように大切です。契約した部屋に住み続ける限り、不動産会社との付き合いも続きます。何かトラブルや相談したいことがあった時もお世話になることになるので、親身になってくれる良心的な不動産会社を選びましょう。
もくじ
悪質な不動産会社の特徴
不動産会社は街に溢れています。駅前などでは、多くの不動産会社が軒を連ね、大々的に広告を出していますよね。しかし、中には悪質な不動産会社もあるので注意が必要です。いくら部屋が気に入っても、入居後のトラブルに対応してくれなかったり、後々問題になったりすることもあるでしょう。そうならない為にも、きちんとお客さんの立場に立ってくれる、優良な不動産会社と契約をする必要があります。そこで今回は、悪質な不動産会社にありがちな特徴についてまとめました。
お店が汚い・対応が悪い
不動産会社は接客業です。大切にするべきお客さんを呼ぶ店内が汚い、掃除がされていない時点で、お客さんの立場に立っていませんよね。また、言葉遣いなどの最低限のマナーが守られていないと嫌な気分にもなりますし、不信感が増します。特にお客さんの年齢が若かったり、女性一人で来店した場合に、上から目線の発言や態度が威圧的、無愛想といった担当者もいます。そんな人が親身になってくれるなんて思えませんよね。運転が荒い、金額以外の希望を聞かない等、不信感を抱いたら、その場で契約してはいけません。
契約を急かす・説得をする
入居希望日前に契約させようとしたり、決めかねている時に「他にも希望者がいるので、今決めないと埋まります」など、じっくり考えさせない為に契約を急かす不動産会社は要注意です。例えば、入居希望日が1~2ヶ月先などの場合、部屋を抑える為に契約すると、契約日から家賃が発生します。とはいえ、実際にまだ住んでいない段階で家賃を払うことはしたくありませんよね。そうした場合、大家さんに相談してもらってからの判断になります。大家さんによっては、実際に入居する日からの家賃でいいですよ、と言ってくれる事もあるので、何か不都合があったらまず大家さん側に相談してくれるのが一般的。しかし、悪質な不動産会社の場合は相談をしてくれなかったり、お客さんの都合を後回しにすることが多いです。説得や押しで充分に納得しないまま契約してしまうと、後で後悔することにもなります。悩んでいる場合は押されてもすぐに決めず、一旦冷静になって考えるようにしましょう。
他の不動産会社の悪口を言う
不動産業界は競争が激しい業界です。他に行かせない為に「ここの不動産会社は悪質ですよ」などと悪口を言う不動産会社は珍しくありません。1件の契約で不動産会社にも多額の利益が入りますから、自分の会社で契約して欲しいと思うことは当然ですが、こうしたやり方は汚いですし、同業者の悪口をお客さんに言いふらすという行為自体、信用出来ませんよね。自分から「他の不動産会社にも予約をしている」などと言う必要はありませんが、不動産会社に聞かれることもあるでしょう。そんな時にあからさまに嫌な顔をしたり、行かせないように説得されたら、他の不動産会社と比べられて不都合なことがあるからです。色々な不動産会社を回ることは決して悪いことではありません。むしろその会社でしか扱っていない物件を紹介してもらえたり、より良いお部屋、不動産会社を見つける為に必要なことなので、同業者を蹴落とすようなやり方をする不動産会社には気をつけましょう。
違法・不正行為をしている
これはもう論外ですが、契約させたいが為に、違法行為を行っている不動産会社は案外多くあります。不動産業界では、宅建業法で禁止されているNGワードが存在します。物件の広告に「優良物件」「完売間近」「破格」「大幅値下げ」等、根拠の無い表現をすることは禁止されています。極端な表現、契約を煽るようなワードを使っている不動産会社は優良とは言えません。また、徒歩○分という表記は、80メートルにつき1分、距離数で割り出した分数+1分で表記されることになっています。駅から遠い物件の場合「男性の足だとここから10分くらいは短縮して考えても大丈夫ですよ」などと言ってくる担当者も。更に悪質な手口として、入居審査に通るのが難しい無職の状態や何らかの事情がある場合、別途お金を払わせて架空の会社の内定書を作らせたりする不動産業者も存在します。虚偽の申告は法律違反となり、犯罪ですよね。大家さんを騙すことにもなりますから、こうした方法を提案されたらすぐに帰ることをオススメします。
部屋探しと同じくらい大切な不動産会社選び
いかがでしたか?インターネットのお部屋探しサイトに掲載されているお部屋であれば、実はどこの不動産会社でもその部屋の紹介は可能です。部屋は気に入ったけれど、不動産会社に不信感がある・・・等と言った場合は、信頼出来る不動産会社にその物件の情報を伝え相談してみることも可能です。安心して新生活をスタートさせられるように、不動産会社選びにも力を入れましょう。