憂鬱な梅雨の不調を乗り切る方法
梅雨の季節がやってきました。梅雨はどんよりとした天気が増え、雨によるジメジメ湿気に悩まされますよね。低気圧が続いたり、天気や気温が不安定になるこの時期、なんとなく体調が悪くなりがちな人が増えます。とはいえ梅雨は年に1度必ず訪れますから、逃げられるものでもありませんよね。気圧や気温に体調を左右されやすい人は特に、少しでも快適に過ごせるように工夫することが大切です。
もくじ
低気圧・気温差・高湿度
梅雨はその名の通り雨が多く、湿気が高くなります。また、雨で気温が下がったかと思えば、翌日には真夏のようにカラッと晴れた日が訪れることも珍しくありません。低気圧はわたしたちの身体の副交感神経のはたらきを優位にします。
副交感神経は日常の緊張をほぐし、身体をリラックスさせるもの。眠る前などには副交感神経のはたらきにより睡眠に入ることが出来ます。その為、低気圧が続くと身体はリラックスしたお休みモードに突入。身体がダルくなったり、やる気が出にくくなるのはこのためです。また、偏頭痛を引き起こす原因となったり、気温差によって体調を崩しやすくなったりすることもありますね。湿度も高過ぎると消化器系に影響しやすいと言われています。その為、梅雨の時期はいつも以上に体調に気をつける必要があるのです。
朝食の食事はしっかりと
梅雨に限ったことではありませんが、一日中どんよりした天気が続くと、体内時計はどんどん狂ってしまいます。寝起きが悪くなったり、夜の寝付きも悪くなりがち。その為、体内時計をきちんとリセットするためにも、朝起きたらきちんと朝食を食べるようにしましょう。何も食べたくないという人でも、ヨーグルトやバナナなど少量でも口に入れることが大切です。朝食を食べると腸を刺激することにもなり、便秘にも効果があります。思っている以上に、食事を取るだけでも身体のバランスは保たれるようになりますよ。
曇っていたら電気を付ける
カーテンを開けても外がどんよりで部屋が暗い・・・そんな時は日中でも電気を付けて過ごしましょう。暗い部屋にいると気分も落ち込みやすくなります。ゆっくりする休日も大切ですが、いつまでもダラダラ寝てしまうと夜に眠れなくなってしまい、かえって寝不足になってしまいます。
日中はなるべく活動的に過ごす
雨で出掛ける気分にもならないと、ついつい家でゆっくりしてしまいがちですよね。しかし、テレビやパソコンの前から全く動かないなんてことになると、体内時計は大きく狂ってしまいます。たまにはゆっくりする日もいいですが、毎度の事にならないよう、適度に動いたり出掛ける日を作るようにしましょう。どうしても外出したくない!という時は、軽いストレッチをしたり、部屋の掃除をしたり、身体を動かすことを意識してみましょう。
冷えないように注意する
梅雨の時期になると気温が高い日もある為、お店やオフィス、電車内などでエアコンの寒さが気になるようになりませんか。出掛ける時は暑くても、エアコンの効いた所では薄着では一気に身体は冷えてしまいます。素肌に直接エアコンの風が当たるのを避ける為にも、薄着をする時は一枚カーディガンなどを持ち歩くようにすると便利です。UVカット効果のあるタイプだと、日差しのガードも出来て一石二鳥です。毎日行く学校やオフィスには置いておくと良いですね。
入浴はぬるめのお湯でゆっくりと
この時期に入浴する場合は、ぬるめのお湯にゆっくり浸かることをオススメします。しっかりと身体を温めることによって副交感神経のはたらきを活発化させ、質の良い睡眠に導入しやすくなります。気分もどんよりしがちになったり、ネガティブになりがち。その為、ぬるめのお湯で心身ともにリラックスさせてあげることがとても大切です。
時には薬にも頼ろう
低気圧からくる偏頭痛に悩まされている人は多いはず。放っておいても自然と良くなることはあまりないのではないでしょうか。頻繁に薬を飲んでいては身体も慣れて効きづらくなりますし、もちろん身体にも良くありません。しかし、我慢をしすぎるのも禁物です。あまりにも酷いようなら早めに薬を飲んでしまうと楽に過ごせますよね。実際に飲まなくても、薬があるから大丈夫、という安心感のためにも、頭痛薬は持ち歩いていた方が良いでしょう。
それぞれの対処法を
いかがでしたか?梅雨入りしたというニュースを聞いて喜ぶ人はあまりいませんよね。それだけ、梅雨によって体調が悪くなったり気分が憂鬱になる人が多いということです。嫌われ者の梅雨ですが、日本で暮らしている以上避けられるものではありません。悩まされるだけでなく、上手に対処法を見つけて、一年を通して気持ち良く過ごせるようになると良いですね。