実際のところいくら？一人暮らしに必要な費用

蓄えはあるに越したことはない！

一人暮らしを初めるためには、ある程度まとまったお金が必要です。部屋を借りるだけでも数十万円はかかると考えないといけませんよね。職場も変える場合は、更に余裕を持って生活費を貯めておく事もお忘れなく。途中でお金が足りなくなってしまって、せっかく自立したのにまた実家にお世話になる・・・なんて話も聞きます。そうならない為にも、事前にしっかり貯蓄をしてから一人暮らしを始めましょう。今回は、一人暮らしにかかる初期費用についてまとめました。

部屋を借りるために必要な金額

一人暮らしをするには、まずは部屋を借りる必要がありますよね。賃貸契約を結ぶと、まずは敷金・礼金・仲介手数料がかかります。また、前家賃といって、契約した翌月の家賃は前払いする方法を取る場合もあります。物件や地域にもよりますが、敷金1～2ヶ月分・礼金1～2か月分・仲介手数料1ヵ月分・前家賃1ヵ月分で、多少多めに見てトータルで家賃6か月分の資金があるといいでしょう。また、火災保険料・保証会社利用料・鍵交換手数料などがかかることもあります。仮に6万円の家賃だとすると、6か月分なので36万円必要ということになりますね。

家具・家電を購入する

生活するに当たって必要な家具・家電を購入しましょう。大きさによっては、玄関から入れられないものもあるので、必ず物件を決めてサイズを測ってからがベストです。引越し直前は、必要最低限のものを購入し、必要に応じて後から増やしていくようにすると、無駄な出費も抑えられます。引越し当日までに揃えたい家具・家電は下記の通りです。

■ベッド、布団等の寝具（約30,000円）
これは初日から必要になります。毎日使うものですし、1日の3分の1は睡眠時間ですので、ある程度良いものを購入しましょう。布団などは実家から持っていくという手もあります。

■冷蔵庫（約40,000円）
容量にもよりますが、毎日自炊をするなら200Ｌ以上は欲しいところです。冷凍庫も付いているタイプが便利です。

■電子レンジ（約5,000円）
引越し時は掃除などやることも多いので、自炊にかける時間はあまりありません。そんな時に買ってきたお弁当や飲み物を温めたりできるので、電子レンジもあると便利ですね。

■洗濯機（約30,000円）
容量は4Kg以上あると便利です。あまり小さいと毎日のように洗濯機を回す必要がありますし、なにより経済的ではありません。

■テーブル（約3,000円）
ご飯を食べたり、パソコンをしたりする際にテーブルは必須です。こたつタイプのものならもう少し値は張りますが、冬も暖かく電気代も安く出来るのでお勧めです。

■カーテン（約10,000円）
家具ではありませんが、カーテンも当日までに購入しておきましょう。窓の大きさや数によりますが、カーテンが無いと夜電気を付けた時に、外から丸見えになってしまいます。

必要最低限の家具家電としてはトータルで118,000円という計算になります。メーカーや機能などにもよりますし、価格もピンキリですので、ご参考までに。ちなみに、テレビは携帯やパソコンでも見られる時代なので、今回はリストから外しました。

その他引越し当日までに必要なもの

細々したものを合わせると、引越し当日までに揃えるものは他にも沢山あります。
中でも、これだけは当日に絶対用意しておくものを厳選しました。

■トイレットペーパー
これは必需品です。引越し当日より必ずといっていいほど使いますから、忘れないようにしておきましょう。

■簡単な掃除用品
布巾、雑巾、洗剤、スポンジなど、食器を洗ったり掃除をする際に必要です。入居時はクリーニングされているとはいえ、もう一度水拭きなどしたいですよね。100円ショップなどでも揃えられるので、準備しておきましょう。ゴミ袋も忘れずに。

■シャンプーなどの入浴用品
部屋のことに気を取られて、自分の事は意外と忘れがちです。シャンプーやリンス、ボディソープなど、入浴時に必要なものも忘れないようにしましょう。

■殺虫剤
いくら自分の部屋を清潔にしていても、隣人の部屋が汚ければいずれ出くわしてしまうゴキブリ等の害虫。見つけた時に退治しないとすぐに姿をくらませてしまいますから、１本は準備しておいて損はありません。

最低でも50万円は必要と考えておこう

いかがでしたか？一人暮らしをする際、ざっと見積もった金額で50万円ほどあれば一人暮らしをスタート出来る計算になります。実家で使えるものを持って行けるケースもあるでしょうし、物件によってはもう少し安く済む場合もあります。

しかし、可能であれば70万円以上貯金があれば金銭的に余裕のある暮らしが出来るでしょう。賃貸契約を結ぶのは簡単ですが、そこから全て自分のお金で生活していくのは思った以上に難しいことです。コツを掴むまでは数ヶ月かかると思っておきましょう。光熱費などの目安もわからないと、最初は使いすぎてしまうこともありますよね。また、突然体調を崩してしまった際の病院代などの、急な出費にも対応できるようにしておきたいものです。もしあなたがこれから一人暮らしを考えているのなら、少しでも多く貯金しておくことをオススメします。