中古住宅を上手に購入!リフォームで快適に!
「マイホームは欲しいけど自分たちには夢のまた夢」そんな言葉をよく聞きます。確かに、便利な場所の賃貸に既にお住まいで「マイホーム=新築」という概念にとらわれてしまうとあきらめの感情が湧くかもしれません。しかし、現在の不動産の販売状況を見てみると、上手に住宅を購入する方法もありそうですよ!
もくじ
中古住宅価格は下落傾向
現在、マンションにせよ一戸建てにせよ中古住宅の価格が下落傾向にあります。高齢化と人口減少により空き家が増えたことが主な原因です。また、東京都内では東京オリンピックに向けて新築マンションブームが、地方でもタワーマンションの計画が相次いでいるため新築のマンションに人気が集中、中古物件はさらに価格が下がっているのです。
都内23区内でも1,000万円台の物件が!
それではどのくらい値段が下がっているのでしょう?物件の築年や広さにもよりますがマンションであれば東京都23区内でも1,000万円台の中古物件がたくさんあるんですよ!正直驚きます。都内の便利な場所にマイホームを持つのも夢ではなさそうな気がしてきました!
1,000万円で取得できる中古物件-都内の実際の物件-
「そんな物件はレア物件でそうそうないだろう?」と、まだ疑われそうですので、ちょっとネットで調べてみました。2016年2月現在1,000万円以下で購入できる具体例です。
例1.物件価格980万円
マンション(南向き角部屋)東京都杉並区阿佐谷 間取り 1LDK 専有面積 31.59m2 築年 1979年8月
例2.物件価格880万円
マンション 東京都足立区 間取り 4LDK 専有面積 64.22m2 築年月1975年4月
例3.物件価格699万円
戸建て 東京都葛飾区 間取り 2K 土地面積38.22m2 建物面積50.81m2 築年月 1989年9月
いずれも古い物件ですが1,000万円以下で購入できる物件です。さらに地方にはより多くあり、それこそよりどり見どりといってもいいくらいなんですよ!
住宅ローン月々の支払いは?
政府の金融政策によって今や長期金利も下落傾向ですから“借り時”といえます。物件価格のみでローンを組むわけにはいきませんが、計算しやすい1,000万円を想定します。
1,000万円で住宅ローンを組んだ場合の返済例
1,000万円を15年固定、金利1.5%で借り入れ ボーナス払いなし、毎月返済は62,074 円。
1,000万円を10年固定、金利1.0%で借り入れ ボーナス払いなし、毎月返済は87,604 円 。
※借入時には事務手数料やその他費用が必要です。
このシュミレーションでは全期間固定金利で現在の平均的な金利で試算しています。銀行により特徴のある住宅ローン商品がたくさんありますから、ご自身のライフスタイルによってお得なローンを選ぶようにすると実勢金利はもう少し低くなる可能性もありますよ!
ゆとりある返済でゆとりある生活を実現
通常住宅ローンというと20-30年をイメージすると思いますが、借入金額が少ないため短期間でローンが完済することができます。ローン期間が短いと、老後の資産形成も楽にできるようになります。今回はボーナス払いも0円で想定しましたので、ローン期間中もある程度急な支出などに柔軟な対応ができ、ゆとりを持って暮らして行くことができます。
中古のおうちをリフォームであなただけの「マイホーム」へ!
中古の住宅を購入するのですからどうしても以前にお住まいの方の「名残り」を感じてしまいますね。物件価格を抑えた分、リフォームにはちょっとお金をかけてみてはいかがでしょうか?リフォームによって「あなたのおうち=マイホーム」が実現できますよ!
中古住宅をリフォームする方法は
・部分リフォーム
・おうち丸ごと(全面)リフォーム
などがあります。
費用の目安
リフォームはどの程度するかで費用が変わってきます。当然、部分リフォームの方が安くできます。だいたいの目安として、キッチン70万円、バスルーム80万円、トイレで10-20万円です。マンションを丸ごとリフォームする場合200万円から300万円程度です。
リフォーム会社によっては「パッケージプラン」が用意されているので、そういったものを利用するのもいいかもしれません。戸建てになると外壁の塗り替えなども必要になります。そうすると数百万円かかってしまいます。
個人の考え方にもよりますが、まず居住スペースから”自分好み”にリフォームしていくのがいいのではないでしょうか?最近のリフォーム技術は皆さんもテレビ番組などでご存じとは思いますが、新築とまちがえるくらい綺麗になります。
リフォームは引っ越し前が断然おトク♪
せっかく安い中古住宅を購入したのだからできるだけ支出は押さえたい気持ちもわかります。しかし、リフォームは購入時、引っ越し前にするほうが後々の支出を抑えられます。
省エネ設備で水道光熱費がお安く!
最新の設備を取り入れることで省エネにつながります。省エネは地球環境にやさしいのですが、水道光熱費のランニングコストの削減ができるので家計にもやさしいのです。
追加リフォームは時間と手間がかかる
また、住み始めてからリフォームをする場合お部屋の片づけ、家具の移動、時には仮住まいが必要になります。部分リフォームで賃貸を借りなくて済むにしても、リフォーム業者さんだけが留守宅にいるというのは不安ですよね。すると誰かが自宅で待機しておかなければならず、共働きの場合はお仕事を休まなければならなくなります。住宅ローンは物件購入費用、リフォーム費用両方合わせて借り入れることができますので、一度に面倒なことをすべて済ませるためにも購入と同時のリフォームを検討してみましょう。
中古住宅で上手に夢のマイホームを実現!
中古住宅の購入は住居費を押さえながらリフォームにより新築の気分も味わえる、「おいしいとこ取り」ができます。中古住宅購入&リフォームもマイホームの夢をかなえる選択肢として考えてみてはいかがでしょうか?